序曲
LIVE4 バレンタインデー
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そう言うと、先生は危機迫ったように俺から連絡先を聞き、電話をした。教師が授業中に電話って良いのかよ。
『ありがとう刹那君!じゃあ、先生は大事な用事ができたので今日の授業はここまで。』ビューン
ふう、これで一件落着っと。
放課後、軽音部にて……
「二人ともお疲れ。」
そう言って部室でチョコを食べて出迎えてくれたのはヴォーカル担当の黒薙白夜だった。外見は男の娘みたいな感じだな。
「じゃあ、始めるか。」
獅子神のその一言で部室のテーブルの上にたくさんのチョコが置かれた。量を見ただけでも泣きそうだった。
「「「これを全部食べるのか……」」」
白夜のチョコはまだ少ないから良いだろ!俺たちなんて……チックショォオ!
2時間後……
3人でこの量は正直言って辛かった。甘党の俺でさえも辛いと感じたほどだ。二人はかなりキツかっただろう。
「「「もう飽きた……」」」
3人の声が重なり心の声を絞り出すように言った時、ドアがノックされた。
「どうぞー。」
「おっ邪魔しまーす!」
「失礼します。」
「部活中にごめんね。」
部室に入ってきたのは穂乃果達だった。それぞれは何か包まれた物を持っている。まさか、チョコだとでも言うのか……
「はい、バレンタインデーのプレゼント。」
俺は要らないと思ったが穂乃果達だったので素直に断ることができず受け取った。
「ラッピングを外してみてください。」
海未にそう催促されラッピングを取ってみる。『どうせチョコだろ』と思ったその瞬間だった。
「「「Y……シャツ?」」」
穂乃果達のプレゼントはYシャツだった。冬服、夏服用のそれぞれ2枚セットの。
「うん。来年から私たちも高校生でしょ?バレンタインデーだからチョコを渡そうと思ったんだけど3人はたくさん貰うだろうなーって思ってそれにしたんだ。実用性も考えて。」
「それを私達で買いに行くのも苦労したんですよ。男物は買ったときがなかったので。」
「全部ことりちゃんが選んだんだよ。」
「ありがとな。でも、これって何だ?」
俺が袋の中から取り出したのは1通の手紙。
「「「それはまだ読まないで?」」」
穂乃果達に大声で止められたので男子勢は驚きながらその手紙をしまった。
『完全下校時刻です。速やかに下校してください。』
「んじゃ、帰るか。」
チャイムが鳴ったので俺達は帰ろうとする。だが、昇降口のところに立ちはだかる者がいた。
『『『さようなら!』』』
まだやってたのかよ………
☆
どうだ?途中の方は結構怖かっただろう?俺はチョコ、船越先生のせいでバレンタインデーが嫌いになったんだ。
「よって学校には行かん?」
「早く起きないとこのゲームをアンインストールするよ。」
な……んだと!それは昨日やっと全ス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ