序曲
LIVE4 バレンタインデー
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きた海未に『武道は喧嘩のために使うものじゃありません?護身のために使うのです?』と説教された。『いや、本当に危なかったんだからね?相手は地味に凶器を持ってきてたからね?』と言おうとしても許されるはずがないと思ったので土下座して許しをこいた。そして、顔を上げると海未の水色のパンツが見えて指摘したら蹴り飛ばされまた説教をされた。ちなみに、俺と獅子神と穂乃果とことりと海未は同じクラスである。
時は過ぎて昼休み……
「ふー、今日は朝から疲れたな。給食も食ったことだし寝っかな。」
「おい、刹那。朝置いてあった手紙は何だったんだ?」
「あー、そういえば見てねえな。待ってろちょっと確認してみる。」
そう言って手紙を開くと何か綺麗な字で書かれたものがあった。多分、ラブレターとかだろうな。だが、その中身は想像を絶するものだった。
『あなたの事が好きです。あなたよりも歳は上ですがあなたを幸せにして見せます。あなたが望むのならば肉便器でも奴隷にでもなります。答えは授業で聞きます。結婚を逃した35歳より
*ps あなたがだめだったら隼人君に突撃します。その時にはフォローをお願いします。』
「アウトォォオオオオオ!」
「急にどうした?」
「これを見てみろ!」
「どれどれ………アウトォォオオオオオ!」
「だろ?船越先生だよな!これ!」
船越先生とは結婚のためならテストの点数操作までしてしまう国語の先生である。男子からは『老いぼれサキュバス』なんても呼ばれてる。
「おい、次の授業の担当は船越だぞ!どうするんだ!」
「知らねえよ!というか、もう時間がねえ!知らねえふりして何とか潰すしかねえだろ?」
「分かった、何とかやってみよう。しくじるなよ。」
「お前もな。」
この話が終わったあとに丁度、船越先生が入ってきた。
船越先生は上機嫌の用だ。
『じゃあ、始めまーす。日直さんお願い。』
『起立。礼。着席。』
『では、今日はバレンタインデーということで……』
船越先生の授業はいつも雑談から始まる。いつもは面白い話をするのだが今日は雰囲気が違う。まさか、
(おい、初っぱなから来る気だぞ。)
(みたいだな。かなりヤバイぞ。)
幸いにも俺達は隣同士だったので小声で話す事ができる。そして、俺の班はいつもの5人という最強のメンバーだ。俺と獅子神に耐性のあるやつを置いたと担任は言っていた。
『刹那君、お返事を聞かせてもらえる?』
「絶対、アンタとは付き合わん?」
『どうして?あの手紙には最強の条件しかなかったはずだけど。』
「アンタのは最凶なんだよ!」
『じゃあ、どうしたら……』
待てよ………アレなら使えるかもしれない!
「先生、俺の知り合いに結婚を迫ってるイケメンがいます。そいつの連絡先を教えるので俺の事は諦めて下さい。」
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