序曲
LIVE4 バレンタインデー
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えてしまえ!俺の悪夢のバレンタインデーなんて!俺の黒歴史のバレンタインデーなんて!聞きたいか?俺の黒歴史を掘り返したいのか?なら、聞かせてやるよ!怖いからな!吐くなよ!
それは去年のこと……
☆
ある中学校には二人の偉人がいた。
曰く、大学レベルの頭を持っている。
曰く、プロ顔負けの演奏をする。
曰く、この世の女全てが彼らのものである。
曰く、その二人は愛し合っていると。
それら全ては噂だったが根から嘘というわけではなかった。一般大学くらいなら入れるし、プロのバンドにも匹敵する演奏をした。流石に最後の二つは根から嘘だと思うけど。(そう信じたい。)
「刹那!早く行くぞ!どっちが多く貰えるか勝負だ!」
「言ったな!負けた方は罰ゲームだからな!」
俺が話しているのは獅子神隼人。俺の友達だ。俺達は全力疾走で学校を目指す。
学校に着くと異様な光景が広がっていた。
『『『おはようございます!』』』
女子が校門前に2列になって並んでいたのだ。
「「………は?」」
『『『おはようございます!』』』
「お、おはよう。」
「刹那、この異様な光景は何だ?」
「俺にもわかんねえよ…」
俺達が歩いて昇降口に向かうと両脇の女子が包まれた何かを渡してくる。おそらくチョコだろう。女子全員(ある3人を除いて)から渡されたチョコの数は157個であった。正直、気持ち悪かった。
昇降口で靴を履き替えようと下駄箱を開けるとある一通の手紙が置いてあった。その手紙の内容を確かめようと開ける瞬間、
『異端者を発見!抹殺します!』
『『『チョコをもらった男子は皆殺しだぁぁああああ?』』』
彼らはこの学校でモテない男子で編成され大きい組織となった《異端審問会》の皆である。って紹介してる場合じゃねえ!逃げねえと!
「「殺されてたまるかぁあああ?」」ドゴッ
『『『な、何?』』』
俺達は逃げずに正面から立ち向かっていた。その理由は俺達が武道の達人であるからだ。
『なぜ金属バットや竹刀やスタンガンを持っているのに立ち向かってくるんだ?』
こいつらは正直危ないと思う。なので、近くにいた奴をボコり竹刀を奪って、
「鳴神流 龍尾回し?」
小さい頃にマスターした武術で凪ぎ払う。すると、周りにいた雑魚共は断末魔を上げて倒れた。獅子神を心配して見てみると向こうは向こうでボコっていた。
「獅子神流 百鬼獅子流し!」
獅子神は瞬時に相手の懐に入り、鳩尾に一発入れて襟を掴み飛ばしていた。周りの奴等は気絶してるし。だから、心配だったんだよ獅子神の相手をしている奴等が。俺みたいに手加減を知らないから。
『第弐部隊突撃ぃい!』
「「まだ居たのかよ!」」
それから俺達は第八部隊まで相手をして終わったと思ったら登校して
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