Fate
No.11
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大聖杯前side
「よし、始めるぞ!何かあっても大丈夫なように備えろよ!」
霊圧を高め、封を解く。
莫大な力の奔流の中、刀の持ち手に手を添え
「卍解!! 三神一体武極天!!!」
劔の額に第三の目が開き、背中には曼荼羅が現れ回りだす、そして体に莫大な炎を纏い聖杯に突っ込んでいくと
祠から火柱が立ちその区画を吹き飛ばしながら、天に向かい伸びていき、世界に祝福の光の粒子を放ちながら消えていった。
この後の世界では、人が人に優しくなるようになり世界は緩やかな進化を遂げていく。
そして世界各地で観測された火柱は、世界の平和につながった場所として、奇跡的に死者が一人も出なかった柳洞寺跡地に聖地として崇められる。
尚、トッキー君は農業を始め新たな夫婦と幸せな一般人として生を終えたらしい。
年に一度跡地では、温かな光の粒子が湧きだし世界に散らばっていくのだが、その日は世界共通の祝日に制定される。
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???side
「別の世界に行くとは思ったがまさか狭間だとはな・・・」
俺が今いる場所は何もない白色の空間。
取りあえず地面を作成するために前の世界で手に入れた土砂等で仮設の土地を作る。
「お〜い劔さん、ここはなんだ?見事に何も無いけれど」
「私のいた影の国のような場所ではないようだな」
「ここは恐らく世界の狭間とでもいうべき場所だな。
数多ある世界その境界、その集合的場所だろう。」
「成程、それで私たちはどうすれば?」
「まずは活動拠点とするために刀とリンクを結ぶ。そしてプリニーやハロと共に基地を制作だな
刀から毎回取り出すのでは、やはり不便な点も多い。では開始だ!」
・
・
・
数刻後?
「よし、疑似太陽も制作した。居住区を頼んだんだが・・・」
何という事でしょう。ギル等王様たちに頼んだのが間違いなのか、一際バカでかい白い城が立っている
「おお、劔よ!みよ!この立派な城を!正に我々ピッタリではないか」
「見るがいい劔よ!これが趣向をこらした城よ」
「ああ、しかし城は良いとして他もできたのか?」
そこにやってくるケイネス、ソラウ
「勿論、我々研究者に必要なラボをメディア殿と一緒に制作した。
科学と魔術の融合とは実に興味深い・・・元の場所とは違うアプローチができそうだよ」
「さすがだわ、ケイネス」
「まぁね!ソラウ」
熱々カップルになったのは微笑ましいが、どこか腹が立つ。
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