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揺るがぬ生き様
Fate
No.10
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も叶える事はできん。」

 ライダーは顔を顰めながら

「じゃあ受肉という願いは叶わんのか」

「受肉程度なら俺でもできる聖杯に頼らずともな」
 俺の言に喜色満面の笑みを浮かべながらライダーは

「おお!ではお主の願いは何なのだ、それによっては余も受肉できるのであろう?」

「俺の場合、聖杯に溜まった魔力と俺の力を使い別の世界へ飛ぶことだな。
 宇宙に進出している世界かもしれんし、はたまた別の理の中生きる世界かもしれない、心躍るだろう?」
 この考えにはギルもライダーも笑みを浮かべ心の中で吟味しているようだ。

「ちなみに、ほかの奴も連れていくことは可能だ。俺の中の異界に入るだけだからな
 それと衛宮切嗣、お前の娘だ受け取れ」
 言峰の時と同様にイリヤスフィールも召喚する。

「どうしてここに・・・それに何故?」

「娘を幸せにする義務が、お前にはあるだろう?それと小聖杯たるお前の妻も心配するな
 肉体の再構築など造作もない。まだ戦うというなら話は別だがな」

「いや、もういいよ・・・別世界に行く意志があれば連れて行ってくれるのだろう」

「ああ、もちろんだ。そっちのランサー組はどうだ来るかね?」

「ソラウに聞かなければだが私は問題ない」
「俺はケイネス様次第だな、恩あるとはいえ裏切りは好かんからな」
 その言にライダー組は

「余は勿論参加するぞ!宇宙など胸が高鳴るではないか」
 ウェイバーは強制参加のようだ・・・

「それでは今夜はここらでお開きとするか」
 間桐邸に元セイバー陣営を迎え遠坂姉妹と共に遊ぶイリヤを暖かくみる夫妻と
 深夜に急遽来訪してきたライダー組も加え、その日は夜まで騒がしかった。
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