Fate
No.9
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アインツベルン城side
「敵襲か・・・」
「アイリスフィール敵は誘いをかけています」
「バーサーカーとキャスターのマスターか・・・
舞夜からの連絡もない以上捕らえられたか殺されたと考えるべきだろう
アイリ敵とは逆の方向に逃げてくれ」
「わかったわ・・・っ!」
「どうした、アイリ?」
「どうやら新手のマスターみたい」
「Fervor,mei Sanguis」(沸き立て、我が血潮)――術式起動
その声と共に水銀は形を成し城の入り口を破壊する。
やって来たのはケイネス、切嗣から見ればカモの様なマスターだが能力は優秀な男である。
「アーチボルト家9代目当主、ケイネス・エルメロイがここに仕る
アインツベルンの魔術師よ
求める聖杯に命と誇りを賭して、いざ尋常に立ち会うがいい」
返答はなく歩みを進めると壁際が爆発する。
「絡繰り仕掛け頼みとは・・・
ここまで落ちたかアインツベルン?
よろしい、ならばこれは決闘ではなく誅罰だ」
準備を終えた切嗣は扉に近づく、しかし危険な予感にしたがい咄嗟に飛び退いた。
その判断は正しく扉付近は爆散していた。
「さすがだな衛宮切嗣」
倉庫街に出現した死神だと瞬時に理解しキャレコの引き金を引く。
しかし、銃弾は体に傷をつけられず弾丸を消費しただけだった。どうやら間桐雁夜もいるようだが取るに足りないと切嗣は判断する。
銃を撃つのをやめると同時に部屋の中央が床下から切り裂かれケイネスが現れる。
「見つけたぞ、ネズミめが」
その場に四人が揃い膠着状態に入る。
「まさか間桐の落伍者と死神殿が一緒とは・・・死神殿よ一体何を考えている」
ケイネスは自身が尊敬もする劔が落伍者と一緒にいることが不思議だった。
「ランサーのマスター雁夜は確かに一度家を出たが
その理由まではわかんねえだろ?
それと落伍者なんて言われてるが今のお前たちよりは強いぞ」
その言葉に切嗣とケイネスは眉を顰めるが、雁夜の虚空を見つめ遠い目をしているのを見て
少し同情の気持ちを禁じえなかった。
「言うだけでは信じられないだろうから少し戦おう
雁夜ケイネスと少しやりあってろ
俺はこいつとやるからよ。手筈通りな」
「わかったよ」
そういうと雁夜は起爆虫と爆虫を行使し部屋を吹き飛ばした。
「ロードさん、俺の相手をしてもらおう」
そう部屋を吹き飛ばしたのは二手に分かれるためこの程度の攻撃では月霊髄液(ウォールメン・ハイドラグラム)を貫通しないだ
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