Fate
No.7
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「ほぉ・・・ブリテンの王とな、こりゃ驚いた!
何しろ騎士王がこんな小娘だったとは!」
「その小娘の一太刀を浴びてみるか、征服王!」
「はぁ・・・こりゃ交渉決裂か勿体無いなぁ〜残念だなぁぁ〜」
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「くくく・・・何とかとバカは紙一重だと言うが、勢い任せな感じは波長が合いそうだ」
(あれが、征服王ですか・・・私の苦手なタイプですね)
「策をぶち壊すタイプだからな、だがああいう手合いは決断してからの行動は早いからな一番厄介だ」
(ええ、マスター逆にあそこでライダーのマスターを罵倒しているタイプはどう思います?)
「典型的な魔術師だな、研究者が鉄火場に立とうなんざ余程頭が切れて戦闘技術もなきゃ厳しいな
それとあんな高いところじゃ逃げ道も限られる。ただのカモだな」
そんな会話をしているとライダーが
「おいこら!他にも居るだろうが。闇に紛れてのぞき見をしとる連中は」
「セイバーそれにランサーよ、うぬらの真っ向切っての競い合い、真に見事であった。あれほどの清澄な剣戟を響かせては惹かれて出てきた英霊が、よもや余一人ということはあるまいて・・・」
「聖杯に招かれし英霊は、今!ここに集うがいい。なおも顔見せを怖じるような臆病者は、征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れ!」
それを見聞きし尚愉快そうに笑っている劔にメディアは確認するように言う。
(行くのですね、マスター)
「ああ誘われたんだ乗らなきゃ面白くねぇ
あと頃合いを見てランスロットに暴れさせてやれ」
(分かりました。恐らく英雄王も現れます。お気をつけ下さい)
その言葉を聞き届けたあとゆっくりとした歩調で場に向かう。
アーチャーが最初に出現した。
「我を差し置いて、王を称する不埒物が一夜に二匹も沸くとはな」
それに対しライダーが言葉をかける
「難癖つけられたところでなぁ・・・
イスカンダルたる余は、世に知れ渡る征服王にほかならぬのだが・・・」
「戯け。真の王たる英雄は、天上天下に我ただ独り。後は有象無象の雑種に過ぎん」
呆れながらも尚ライダーは語り掛ける。
「そこまで言うんなら、先ずは名乗りを上げたらどうだ?
貴様も王たる者ならば、まさか己の威名を憚りはすまい?」
「問いを投げるか? 雑種風情が? 王たるこの我に向けて?
我が拝謁の栄に俗して尚この面貌を見知らぬと申すなら、
そんな蒙昧は生かしておく価値すらない!」
その言葉と共に二つの武器が現れる。
しかし、みなそれに
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