暁 〜小説投稿サイト〜
揺るがぬ生き様
Fate
No.7
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 劔side

「ったく、実力もねぇのに戦場に立つなんぞ馬鹿ばかりだな」
 自分の目で戦いを見ながらそう口にしていた。
 (何故ですかマスター?セイバーのステータスは脅威ではないのですか?)
 メディアが念話で疑問を口にした。
「たしかに、ステータスは高い、だがそれだけだ如何に力があろうともあの傍の女が邪魔だな
 あの女は警戒心が散漫だ。恐らくブラフという事だろう。でなければあんな無防備にいたりはしない
 必然本物のマスターを瞬時に叩けばセイバーは脱落だ。たとえセイバーと殺り合っても剣技があれじゃな・・・」
 (成程・・・っ!今雁夜からセイバーはアーサー王という話が来ましたが、宝具は恐らく・・・)
「エクスカリバーか・・・ただ力を放出するだけという印象だな・・・俺が思うに己が武器の力だけで戦うなんざ二流だ。それを使いこなし手足のように扱えなければ強者にはなれん。
 だが女だてらに中々気張った奴だな」
 (マスター嬉しそうですね?)
「おう、あいつらの戦いでそろそろ場が動くからな」

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------

「AAAALALALALALAieee!!」

「チャリオット!」

「双方剣を納めよ、王の前であるぞ!
 我が名は征服王イスカンダル
 此度の聖杯戦争においては、ライダーのクラスを得て現界した」
 周囲の物たちは突然の真名暴露に驚愕していた。

「な!何を考えてやがりますかっこのバカはぁぁぁっ!」
 ライダーのマスターは半ば悲鳴に近い叫びを上げていたがライダーのデコピンで鎮められる。
「うぬらとは、聖杯を求めて相争う巡り合わせだが・・・・・・まずは問うておくことがある。
 うぬら・・・一つ我が軍門に下り聖杯を余に譲る気はないか?
 さすれば余は貴様らを朋友として遇し、世界を制する快悦を共に!分かち合う所存でおる!」
 ランサーは呆れながら首を左右に振り溜息を吐きながら
「その提案には。
 俺が聖杯を捧げるのは、今生にて近いを交わした新たなる君主ただ一人だけ」
 しかし最後は眼を鋭くさせ言葉を放つ。
「断じて貴様ではないぞ!ライダー」
 方やセイバーも怒気を滲ませながら
「そもそも、そんな戯言を述べ立てるため、に私とランサーの勝負を邪魔立てしたというのか?
 騎士として許しがたい侮辱だ!」
 諦め切れないライダーは頭をかき、待遇は応相談と言うが双方にくどいと言われてしまう。
「重ねて言うなら、私も一人の王としてブリテン国を預かる身だ。
 いかな大王といえども臣下に下るわけにはいかぬ」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ