Fate
No.3
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「んで、どっから帰ってきたんだ?」
鋭い眼とオーラが金時のみに降り注ぐ。
「教えてもいいがお前の興味は俺が自分より強いか・・・そうだろう?」
劔は力の一部を解放する。それにより回りの空気が重く少なく感じた。
金時は冷や汗を浮かべながらも笑っていた。
「怖くねぇのか?」
金時が笑っている。それは自身と同じ匂いを感じながらも確認する質問だった。
「目の前に強い存在がいるなら戦いを挑みたくなるそうだろ?」
金時も劔に自信と似た匂いを感じていた。
それに対し劔は・・・
「劔 山陽又の名は剣八、俺の名よく憶えときなてめえを殺す 男の名をなぁ!」
咆哮の如き名乗りあげた。
「ハァッ!ハァー!すげぇ怪力じゃねえか!」
「どうなってやがる!」
金時は戦い血を流しながら疑問を感じていた。
自身のマサカリの一撃を受けまったく折れる気配も罅が入る様子はない。
そして、太刀筋が読めず見えず、なのに急所に飛んでくる。
産まれながらの野生の感と体が無ければとっくに死んでいた。
なのに相手の名は聞いたことがない無名。
こうなれば宝具を解放するしかない。そう思うと同時に距離を取っていた。
「あんたの刀どうなってやがる普通じゃねえな、それにアンタの名前も聞いたことがねえそんなに強いのに今までなんで知られなかった!」
力を溜めながら問う。
「俺の刀は特別でな、中身は俺でもわからねえ数多の生物が闘争を繰り広げそしてひとつの世界となっている。」
「そして、俺は凡そ300年前からその世界でずっと自分を高めてきた。まぁその過程で「 」を通ったりまぁ様々やってたんだよ」
そう劔は死神という力を扱う性質上、第三魔法を成し遂げていた。そして世界の外に行き数多の魂を刀に取り込んでいた。
その過程で偶然影の国に不時着し女王と派手な闘争を繰り広げたりしたが。
「んで、この刀は俺の半身だからこそ戻ってこれたわけだ」
刀を長らくおいていたおかげで日本には自身の力が浸透し干渉を弾き返していた。
霊を送り返す存在と場所として刀とその場所は信仰を集めていたおかげで抑止力も見守るしかなくなっていた。
「成程な、すげぇじゃねえか」
「ハッ!まだ刀の第一段階も解放してないんだぜ?ただ丈夫な刀なだけじゃねえか」
「んじゃ、そろそろ〆だ楽しかったぜ」
その瞬間互いの存在感は膨れ上がり技を繰り出す。
「万象一切灰燼と為せ 流刃若火ァァ!!」
「黄金喰い!!」
その日、日本各地で生物たちは富士から広がった暖かな風を感じ、まるで祝福されたようだと各地で記される。
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