第51話 アンダー・アルカディア
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この手を握り締めるだけで……この世界を終わらすことが出来るのだ!!」」
「ルージュさん…ジョーヌさん…まさかあのキチガイ科学者…ここまでやるなんて…!!」
「クーックックックッ…クヒャーッハッハッハッハッ!!」
「まっ、まさか!?」
ジョーヌの体で大笑するバイルと、司令室に向かってくる足音にシエルは顔を真っ青にする。
すると、レジスタンス兵がバスターショットを構えて司令室に入ってきた。
「う…うう…」
「そ、そんな……!!」
「新たなる世界…新たなる秩序…。閉じられた歴史が…再び動き始める…。」
「Dr.バイル…レジスタンスのみんなまで…!」
「下がれ!シエル!!」
ゼロとルインがシエルを守るように立つ。
「ゼロ!?ルイン!?」
そしてレジスタンス兵の前にゆらりと出てくる小さな少女…アルエットの姿。
「バイル様に…栄光あれ…」
バイルに支配されたアルエットの姿にシエルの顔色は更に酷くなり、ゼロとルインの表情は険しくなる。
「世界に刻め…我らの支配者の名は…バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!バイル!!」
レジスタンス兵がバスターの引き金を引こうとした瞬間であった。
「三人共、動かないで!!」
エックスが姿を現したのと同時にエックスの体が光り輝き、光が収まった時にはレジスタンス兵達とアルエットが倒れていた。
「あ…!」
急いで倒れたアルエット達に駆け寄るシエル。
「大丈夫…この子もみんなも気を失っているだけだよ。ダークエルフの力を取り除いたんだ。このベース周辺はダークエルフの力が及ばないようにしておいた。間に合って良かったよ…。」
「エックス!!」
「遅いぞエックス……。バイルはどこだ?」
「ネオ・アルカディアの地下動力部……アンダー・アルカディア…だよ。オメガはそこから世界中にダークエルフの力を送っているんだ。」
「どうやら、まともに動けるレプリロイドは私とゼロとエックスだけのようだね。ハルピュイアは大丈夫かな…?」
さっきレジスタンスベースを去っていったハルピュイアは無事だろうか?
「大丈夫だよ。ハルピュイア達四天王もダークエルフの影響は受けない。」
「そっか…良かった…」
「エックス、アンダー・アルカディアの座標を教えろ。」
「オメガと…戦うんだね?」
「ああ……それが…何だ?」
エックスの言葉に疑問符を浮かべるゼロだが、エックスは首を振る。
「いや、君なら大丈夫だ…。気をつけて………ルイン、オメガとの戦い…出来るだけ僕も力を貸す。君達だけに戦わせたりはしない」
「え、うん…」
エックスは人型から球
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