第三十四話 北斗の許婚
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「ここが地球か」
紫の衣を纏った少女が地球を見物していた。
「さ〜ってとあの浮気者を探さないとね〜」
少女はとある人物を探すべく行動に入った。
第三十四話 北斗の許婚
とある森でキャロとフリードが薬草を摘んでいるときだった。
「フリード待って!」
「キュル!」
フリードがキャロの言う事を聞かず何処かに向かって飛んでいる。
「いつもはヤンチャじゃないのに・・・」
フリードのいつもと違う行動に驚くキャロその時
♪〜♪〜♪〜
「え?」
キャロの耳に笛の音が聴こえてきた。
「綺麗な音色・・・」
「キュルウウ!!」
「あれは・・・」
フリードが目指していたのは森の岩に座っていた北斗だった。
「あの笛の音・・・」
キャロが北斗を見ると葉っぱで笛を吹いていた。
「キュル!」
「ん?フリード?」
北斗に懐くフリード。フリードの目的は北斗だったようだ。
「北斗さん」
「キャロか・・・」
「その笛って・・・」
「これか・・・これで昔許婚が黙ってな・・・」
「へ〜北斗さん許婚さん居たんですか〜どんな人ですか」
ちょっと複雑な表情をする北斗。そして重い口を開いた。
「・・・チビだ」
「・・・チビ・・・ってそんなことあれ?」
何故か背後にとてつもない殺気を感じたキャロ。恐る恐る振り返ると物凄い形相で闘気メラメラ燃やしている少女の姿があった。
「どど!どなた?」
「う〜んちょっと下がってね〜」
と少女はキャロを押しのけると北斗に殴りかかった。
「見〜つけた・・・随分な事言ってくれるじゃない〜北斗・・・・」
「お前・・・紫」
「へ?」
キャロが北斗を見ると北斗はもう御手上げと言った状態だった。そして紫は北斗に殴りかかった。
「この浮気者の若ハゲ!!」
バチコーンっと鈍い音が響くと北斗の首がくの字になった。
「坊主!浮気者!私が居ない間にこんな可愛い子と不倫して!!」
「はい?」
あらぬ疑いをかけられるキャロ因みに北斗はぶちのめされています。
「あ〜あ・・・お前は言って分かるようなタマじゃないな・・・」
と北斗はウザそうに気を繰り出した。
「ほうあんた・・・あたしとやろうっていうの・・・じゃあ羅刹一族同士殺りあうか」
といって紫からも気を噴出す。
「え?え?え?」
と二人のテンションについていけないキャロ。
「木、火、土、金、水・・・五つの理・・・五行・・・」
と北斗が経文を唱えると身体から五色の気が噴出す。
「五色の燐光!!」
北斗の奥義の一つ五色の燐光が紫に向かって放た
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