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転生とらぶる
マブラヴ
1243話
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名前にしたものだ。……ちなみにだが、もしかしてシャドウミラーが行った事のある世界だと、精霊は卵から生まれたりするのかな?』
「さて、どうだろうな。少なくても俺の知っている精霊は卵から生まれたりはしなかったな」

 俺の場合はどちらかと言えば、闇の魔法が暴走して多数の精霊を貪り食って混沌精霊になったんだから、分類的には魔物だよな。
 ネギま世界の精霊は……自然とかがあれば生まれるんだろうから、自然発生的な感じなんだろうけど。
 そういう意味では、テラフォーミングが進んでいる今の火星は、徐々にではあるが精霊が増えてきている筈だ。

『なら、何故精霊の卵という名前なんだい?』
「エルフ達の希望だよ。俺も他に何かいい名前が思いつくでもなかったから、それをそのまま採用した」
『ふむ……ちなみに、実力の方は? こちらの世界に派遣してくれるというのだから、当然戦力的に期待しても?』
「ああ。シャドウミラーの実働班としてはまだまだ物足りないが、それでもBETAを相手にするくらいなら問題ない」

 もっとも、火星での初陣で見せたように興奮して周囲が見えなくなったりする奴はちょっと心配だが。
 ……ちなみに、それをやった奴はイザークにたっぷりと扱かれる事になったらしい。
 いつでもあればそれを止めるオウカも、あのままだといずれ死ぬと判断したのか全く止める様子がなかったとかなんとか。

『そうか。実力があるのであれば、こちらとしては歓迎するよ。傭兵である以上料金は必要になるだろうけど、出来るだけ安いとこちらとしても嬉しいね』
「その辺はエザリアと相談してくれ」
『彼女、かなり手強いんだが。もっとも、あの美貌を見る事が出来るのは喜び以外のなにものでもないけど』

 苦笑を浮かべるビル。
 アメリカ大統領として、当然シャドウミラーと多くの交流を持っているだけに、エザリアと会う回数も多いのだろう。
 で、その手強さに散々煮え湯を飲まされているという訳だ。
 もっとも、今の台詞を聞く限りだとエザリアに会うのは好んでいそうだが。
 ……今度、エザリアじゃなくてレオンを送り込んでやろうか。

「ともあれ、ミンクスハイヴ攻略作戦の方の根回しは頼んでもいいんだな?」
『ああ、シャドウミラーの協力がなくても、精霊の卵とか言ったかな。その傭兵団がアクセルの言う通りBETAを敵にしないのであれば、こちらとしても期待出来るしね』
「そうか、では頼む。一応ミンクスハイヴが攻略されるのは見ているし、もし不味いようなら介入も考えているから、その辺は安心してくれ」
『そうか、それは助かる』

 こうして、ビルを始めとして日本やイギリス、アフリカ、中東といったシャドウミラーと親しい国々に対して根回しをし……数日後、オーストラリアから提案があった、シャド
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