第50話 雪原
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ね」
前回はスノーボードなど無かったからかなり時間がかかったが、前回より遥かに短時間で宇宙船に辿り着いた。
少し錆び付いたシャッターを開くと大量のコンテナがある部屋に入った。
「これだね。このコンテナの中にもしかしたらバイルかオメガのデータが…ん?」
コンテナに近付こうとした瞬間、恰幅がいいレプリロイドが現れた。
「んんーっ。このコンテナはオメガの船に積んであった…謂わば我々の物であーる。伝説の英雄も、泥棒に成り下がったであるか?嘆かわしいことであーる…雪原の王たるこの儂がお前の罪を裁いてやるのであーる」
レプリロイドの全身が光に包まれ、光が消えるとサボテンを思わせるレプリロイド。
モニターで見たグラチャー・レ・カクタンクだ。
「(グラチャー・レ・カクタンク…サボテン型レプリロイド。機体内に大型給水タンクと化学プラントを内蔵、ネオ・アルカディアの庇護の及ばぬ遠隔地での防疫・給水を行なう。戦闘時では耐寒二重装甲に覆われた巨体の内部で生み出した氷棘や、腕部に当たる分離型貯水タンクを振り回しての重撃。 向けられた相手の意志をその機体ごと粉砕する。属性は氷属性、なら弱点は炎属性)」
HXアーマーに換装し、エネミーアナライジングを発動して解析結果をゼロに送るとゼロはセイバーを構えた。
「気高き、バイル・ナンバーズ。グラチャー・レ・カクタンクの名において…判決を下す。泥棒の罪は…死刑であーる!!」
カクタンクがこちらに向かって歩いてくる。
歩く度に地響きが起こるが、動くのには支障はない。
「カクタスプレス!!」
こちらに向かってジャンプし、のし掛かろうとするカクタンクに対し、FXアーマーに再換装したルインがナックルバスターを地面に叩き込んだ。
「グラウンドブレイク!!」
火柱が発生し、カクタンクが炎に包まれる。
「吹き飛べ!!」
炎属性を付加したロッドのチャージ攻撃を喰らわせ、吹き飛んだカクタンクに向けて追撃のバーストショットの火炎弾を喰らわせる。
「ぬううっ!!な、ならこれならどうであーる!!」
両腕の鉄球をゼロに向けて伸ばしてくるカクタンク。
しかし、ゼロはシャドウダッシュで攻撃をすり抜けると、ダッシュ突きを繰り出す。
「烈風撃!!」
「オーバードライブ!かわせるかな!?」
烈風撃を喰らい、仰け反ったカクタンクに追撃を仕掛けるようにオーバードライブで攻撃力を上げたショットを連射した。
一発一発が強力なショットの連射を浴びるカクタンクの表情には苦悶の表情が浮かんでいる。
片腕の鉄球を振り回して、ショットを防ごうとしても防ぎきれない。
「ハンマーパンチ!!」
鉄球をルインに向けて繰り出すが、ダッシュジャン
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