第50話 雪原
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風撃を受けたヘケロットが両断された。
いくら優秀な技術者であるセルヴォによって殆ど現実のレプリロイド並みの臨機応変な反応を見せても、やはり人手でプログラミングされたパターン思考には限界がある。
今回は新技開発のための物だから構わないのだが。
「うーん、もう少しパターンが増やせないかセルヴォに相談してみないとね」
ゼロ達はトレーニングルームを後にして、司令室に向かう。
司令室に入ると、既に転送先が決まっており、オメガとバイルがいた宇宙船のある雪原に設定されてた。
「宇宙船が落ちてきたあの雪原に…恐らく、宇宙船に積まれていたのだろうと思われるコンテナが散らばっています。もしかしたらオメガやバイルに関するデータが残っている可能性があります。偵察部隊を派遣していますが…ネオ・アルカディアの抵抗が強く…中々先に進めません。仲間を援護し、データを回収して頂きたいのですが…。」
「お願い出来ますか…」
「了解…」
「了解、任せて」
二人は中央のトランスサーバーに乗り込んだ。
「ミッション発令…各員、転送準備にかかれ」
ジョーヌの指示で、司令室に警報が鳴り響き、転送準備が始まる。
「転送準備完了…」
「「転送!!」」
二人の声が司令室に響いたのと同時にゼロとルインの二人が宇宙船が落ちてきた雪原へと転送された。
「無理しないでね…二人共。」
雪原に転送され、転送場所近くにいた調査隊のレジスタンス兵がこちらに気付いた。
「あ!ゼロさん!ルインさん!この先に敵が待ち伏せしていて…私達では、とても突破出来そうにありません…。ゼロさん達が突破口を開いてくだされば我々も後に続きます。」
「うん、分かった。任せて」
ゼロとルインがそれぞれ武器を構えながら先に進む。
地面に潜むメカニロイドなどに気をつけながら、二人は宇宙船に向かうが、途中で大型のスノーボードに乗ったパンテオンが向かってきた。
あまりのスピードに驚いたが、突進をかわした直後にルインがZXバスターを構えてチャージショットを放って破壊した。
「あー、びっくりした…」
「驚いている暇はない。先を進むぞ」
「分かってる」
今度はあのパンテオンの急襲に対応出来るように警戒しながら先に進む。
ゼロがメカニロイドをセイバーのチャージセイバーで両断した直後、再びスノーボードに乗ったパンテオンが急襲してくる。
「はあっ!!」
ZXセイバーのチャージセイバーでパンテオンを粉砕すると、乗り手を失ったスノーボードがゼロとルインの前で停止した。
「止まった?」
首を傾げながら、いきなり停止したスノーボードを調べるルイン。
動力は落ちてないのを見ると、これは乗り手
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