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逆襲のアムロ
28話 グレミーの岐路 2.23
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「(何だ・・・やられる!)」

プルツーはサーベルでランバ・ラルのギラ・ドーガに応戦をしたが、その動きが大振り過ぎて難なく避けられてしまった。

「取った!」

ランバ・ラルを叫び、クィン・マンサの左腕を切りつけた。クィン・マンサの左腕の一部が爆発した。

「きゃあ!」

プルツーが悲鳴を上げ、反射的に後方へ機体を下げた。
ランバ・ラルは追撃をかけたがその刹那、ジュドーのZZがランバ・ラルのギラ・ドーガに肉薄していた。

「青い巨星さん。がら空きだぜ」

ジュドーはサーベルでランバ・ラルの脇を打ち抜こうとしたが、それをランバ・ラルはアックスで振り向かずに受け止めた。

「何ィー!」

ジュドーは驚愕した。後ろに目が付いているのかと思った。

「フン!ヒヨっこが。お前などアムロの様な実戦を知るニュータイプとは程遠い」

「アムロ・レイと・・・。そんなに違うのか!」

「ああ、違う。アムロもシャア大佐も、お前たちとは全く違う。子供の遊びとは違うのだ」

ランバ・ラルの気迫がジュドーを圧倒した。ジュドーは近距離でライフルを数発放ち、ランバ・ラルを牽制し後退させた。そして損傷したクィン・マンサへ近づいた。

「大丈夫かプルツー」

「ああ・・・問題ない」

そうプルツーが言っていたが、この宙域の制空権は明らかにランバ・ラルの方に分が有り過ぎた。
それは2人とも直感で分かっていた。

一方のランバ・ラルも状況を理解し、アポリー達に「近接戦闘は避けて、狙撃による攻撃で敵を殲滅させる」という手法で徹底させた。

こうなるとジュドー達は数に勝る敵の弾幕に成す術がない。その距離が徐々に詰められてきている。

「どうする、ジュドー!」

「分かってる!ええい、一旦後退だ」

「でも、退路が断たれるよ!」

「グレミーは既に行動を起こしている。全部隊を徐々に後方へ下げている」

「元々はこれもその時間稼ぎか・・・。わかったよジュドー」

ジュドーとプルツーはありったけのメガ粒子砲をランバ・ラル隊へ放った。
ただの目くらましだったが、それに当たる訳にもいかなかったので回避行動を取った。

「ん?敵が逃げるぞ!」

ランバ・ラルは各隊に伝達した。しかし、ロベルトが各ギラ・ドーガの燃料について示唆してきた。

「隊長、私も含めて動き過ぎました」

ランバ・ラルは自身の燃料ゲージを見ては苦虫を潰した様な顔をした。

「・・・連戦連勝が響いたか。確かにな、私のも燃料ゲージがギリギリだ。あ奴らの動きに対応する為には燃費が悪い相手だな」

ランバ・ラルは一息付いて、各ギラ・ドーガへ帰投を促した。

「取りあえずは一定の成果を得た。敵の後背を脅かし、一方的なアクシズ寄
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