暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜漆黒の竜使い〜
episode4 ー Mad Plants ー
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と明日香さんが一言。火に油を注ぐような発言に一気に楓さんの表情が険悪になる。


「……コレは学園の風紀的な意味で見逃す事は出来ませんね。罰として生徒指導行きと反省文10枚です」

「「「そんなっ!?」」」


 生徒間のいざこざとしては破格の待遇に三人が揃って声を上げる。一方で、それを見た楓さんは口元に笑みを浮かべ、代替案を提示した。

「といっても此処はデュエルを学ぶ場所ですからね……私と闘って勝てたなら特別に罰は帳消しにしてあげましょう」



 ◆◇◆



 そして、購買から場所を移してデュエルコート。そこに楓さんと男子三人が向い合い、ディスクを構えていた。


「では、デュエル……と行きたいところですが一人ずつ相手するのも面倒なので三人一辺にかかってきてきなさい」

「「なっ!?」」


 観覧席の最前列に座り事の成り行きを見守っていた私と明日香さんは揃って声をあげた。三対一なんて、無茶にもほどがある。
 だがそんな事を考えている間にもデュエルが始まってしまう。


「ルールはバトルロワイヤルで先行は私が貰います。ドロー!魔法カード『天使の施し』発動!効果は知っているでしょう?三枚ドローし、二枚捨てます。そして、モンスターをセット。カードを二枚伏せ、ターンエンドです」


 初めに手札交換を行っただけで、守りを固めるとターンを終了してしまう。一方で、突然のデュエルという展開においていかれ気味だった三人は、ようやく我を取り戻したらしく顔を見合わせるとニヤリと笑みを浮かべた。


「ふふ、見せてやりますよ。我ら光の結社の力を!僕のターン、ドロー!魔法カード『フォトン・ベール』発動します。手札の光属性モンスター三体をデッキに戻し、その後光属性同名モンスターを三枚手札に加えます。僕は『デイブレーカー』一組を手札に加えます。さらに速攻魔法『フォトン・リード』発動!手札から『デイブレーカー』を特殊召喚!」


 デュエルコート上空に光のリングが現れ、強く光を発すると純白の洋鎧を着込んだ騎士がフィールドに現れる。


「デイブレーカーは特殊召喚した時、同名モンスターを手札から特殊召喚出来る。来い、デイブレーカー!」

『デイブレーカー』
 ☆4 ATK/1700 DEF/0

 デイブレーカーが眼前に構えた細剣を地面へと突き立てると魔法陣が光り輝き、まったく同じ容姿の騎士が現れる。そして二体目のデイブレーカーも同様の手段で三体目の白騎士を召喚する。瞬く間に三体のモンスターが彼のフィールドに並ぶ。


「僕はまだ通常召喚を行っていない。手札から『フェアリー・アーチャー』を召喚しますよ!」

「よっし、高寺の連続召喚コンボだぜ!」


 四体並んだモンス
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