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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter2:For the first time of the city(見た事の無い街)
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り戻したシリカだが、しかしすぐさま再び湧き上がって狼狽し始める。
「ととっ、兎に角すぐに武器を買ってきますので!」
「あ! シリカ、この世界の武器は」
「ではっ! ちょっと待ってて下さいね!」
キリトが言いきる前に、シリカはピューッ! と走り去ってしまう。
呼びとめることすら出来なかった。
「……だ、大丈夫かなシリカ……奇妙な得物を買ってきたりしない……よね?」
「ソレを否定できないのが辛い所だわ」
「せめてリーファみたいな武器だと良いんだがな……うん」
心配だという空気を隠しもせずボソボソ話し合う彼等を余所に、僅か “三分足らず” でシリカは店を出て、マッハで買い物を終えたか勢いよく駆け戻って来た。
「はぁ〜、良かったです。ちゃんと
短剣
(
ナイフ
)
は置いてありましたよ〜」
「し、シリカ、その武器って……」
「はい! やっぱり心機一転しても、以前まで使っていた武器の方が、馴染みやすいと思いまして!」
キリトの心配とはかけ離れた、見当違いなことを元気よくシリカは述べる。
当然の事ながら、キリトが何故言い淀んだのか、なぜ『その武器って……』と呟いたのか、今更考えるまでもない。
どうやって教えるかと悩んだ後、埒が明かないと見たかシノンが一歩前に出る。
「シリカ、ちょっとステータスを開いて言う通りにクリックしてくれる?」
「はい……?」
訝しみながらも他プレイヤー可視可能モードにして、シノンに言われた通り順々に確認していき……最後には左手を切っ先の前に置くという、奇妙な格好で構えさせられていた。
「これで、思い浮かべて集中しながら、スイッチを押せばいいんですよね?」
「その通りよ」
言いながらキリトとリーファの元へ戻っていくシノンの顔は……何故かとても疲れた物であり、しかも途中で目を覆ってしまう。
「如何したんだよ、シノン」
「……有り得ないでしょ、アレ……有り得ない……」
「あの……本当にどうしたんですか?」
リーファの声掛けでも顔を上げず、何度目かの問い掛けで漸く呟くのを止め、顔を上げたシノンが二人を見ながら顔をしかめた。
「ホント、一番あり得ない。だって―――」
[“ガカァン!”]
「ふぇ……ふぇえええぇぇ!?」
シノンが言いきる書の直前、前方から驚愕の声音が上がった。
眼を丸くし、シリカは驚いているが……それだって無理もない。
何せ短剣の刃が横に縦に、ある程度ながら伸びただけでなく―――
―――あろう事か柄まで、三倍をも “超えて” 長くなっていたのだから。
「……なあ、アレって……」
「ま、まさか……」
「ええ。
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