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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter2:For the first time of the city(見た事の無い街)
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いが複雑な事もあって購入は遇えなく断念。


 彼女としては大型か否かに関わらず単なるスナイパー・ライフルか、アンチマテリアルライフルが欲しい所なのだが、ゲームの特性や設定上後者ならばともかく、前者すらない。

 存在事態はあるのだと仮定した所で、初心者用のこの店内には用意されていない。
 眼を見開いて探してみても、やはりどこにも置かれてはいないのだ。


 シノンはまたも幾つか物色した後に諦め、いっそ態とらしい位……大きく深い溜息を吐いた。
















 二十分後。




 漸く買い物をすませたキリト達は店を出て、買い終えたのが全員バラバラだった為に、一先ず宣言通りにログインした円形広場へ集まっていた。


「じゃあまず買った武器をお披露目っと……俺はこれだ」
「……何だか普通の片手剣ね」


 どうも気に入らなかったのか、両手剣に変形する黒い台形刀身の剣は買わなかったらしく、彼の手にはシンプルな形状の片手直剣が握られていた。


「アレ? ……キリト君。その剣、何か横に付いてるけど?」
「銃撃機能搭載式だってさ。トリガーを引くと銃弾が出るんだ」


 鍔元から三分の一あたりまで伸びる、角形で簡略的に作られた銃であろう部分を指差し、彼は答える。


 何でも……キリトは必死に探して探して探したのだが、やはり普通の剣は存在しなかったらしい。

 偶々店を利用していた他のプレイヤーに聞いた所、『此処の初心者用の店売りの武器に、シンプルな奴は置いてない』と言われてしまい―――結果扱いが一番簡単そうな、変形もしない剣を選んだという訳だ。


「ちなみに安かったから、追加でもう一本買ったぞ」
「あんた、此処でも二刀流を披露する気?」
「銃撃を考えなければ、何時も通りで大丈夫だしな」
「うわ……それじゃあALOと変わんないじゃん。キリト君らしいけどさ」


 言いながらリーファは苦笑した。

 そんな彼女へ次は己の番だとばかりに二人が目を向け、しかし意気消沈もせず寧ろ喜びを高め、リーファは鞘から勢いよく抜き放った。


「じゃじゃーん! これぞ、マジ物の魔法剣って奴だよ!」


 彼女が手に持っているのは、先程喜色満面で扱っていた、ルーレットにより宿る力が変わる剣型魔法具だった。
 形もALOで彼女が使っていた剣と――――つまり先の物と全く同じな為、振っていた代物と同じ物を買った事が窺え、握り心地からも余程気に入ったと見える。


 だが先の四色ルーレットとは違って四つに分けられてこそいれど、上下は青で左右は緑の“二色”になっており、これは初心者なのに態々高い難易度へ手を出して、思わぬ暴発をさせな
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