暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter2:For the first time of the city(見た事の無い街)
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ニューから試し切りを選び、オブジェクトして手元に出現させてみると―――置いてあった剣以外にも、四色に分かれている薄く細長い一本の板も同時に握られている。

 グルグル回して剣を見るうち、柄尻辺りにその板を入れられる場所がある事に気が着き、カシャッ! と小気味良い音と共に差し込んで、何時ものように正眼に剣を構えた。


「此処でトリガー―――じゃなくてこっちのスイッチを押して……緑色に合わせて……」

 押す回数で決まるらしく、リーファは風属性らしき緑色に合わせるべく二回押した。

 カララララララッ……そう音を立ててルーレットは回転。
 そしてカチッ、と望む場所にかちあったのを見るや否や―――


「せいっ!!」


 トリガーを押しながら思い切り振りきって、薄緑色のかすかな風の魔法刃を全方へと射出して見せた。

 次に刺突しながら同様にトリガーをプッシュして見ると、今度は槍状の風魔法が正面目掛けてかっ飛んでいく。 


「うわぁ、面白ーい!」


 茫然としたキリトとは対極的な空気で、何もかもが新しい魔法を試しながらリーファは陽気にはしゃいでいた。

 




 一方のシノン。

 GGOとは明らかに違う銃の造形について興味をもったか、一つ一つ真剣な顔で眺め……兎も角まずはステータス確認だと、スナイパーライフルだろう長い銃を手に取り、指でクリックして説明分の記されたウィンドウを出現させる。


「……なにコレ」


 [weapon type]欄には[sniper rifle(狙撃銃) / two handed ax(両手斧)]と書かれており、先にキリトの変形模様を見ていたからか軽く驚いたのみで、シノンは次の武器を手に取る。

 だが―――

 次に選んだ銃は、[Twin handgun(二丁拳銃) / Large handgun(大型拳銃)]。
 次に手に取った物は[Crossbow() / Bastard sword(片手半剣)]。
 これはどうだと手にとってみれば、[sniper rifle(狙撃銃) / assault rifle(突撃銃)]。


「デザインは悪くないけれど……何だか、碌なのが無いわ……」


 偶に変形機構が存在しない銃火器もあるのだが、何かしら可笑しな仕込みがしてあったり、魔法の銃弾専門であったりと、シノンの望む銃器は中々発見できない。

 GGOで彼女が愛用している対物ライフル―――通称“ヘカートU”に酷似するズッシリとした銃こそあったものの、それはそれで値段が張る上……案の定か変形機構の存在する武器だった。
 それだけではなく、もうガッシャンガッシャン変わる事は諦めたとしても、その変形先の武器の扱
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