2部分:第二章
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第二章
「俺こんな人知らないよ。あんただって」
「あたしを知らないっていうの!?女房を相手に」
「俺独身だし」
「その嘘が嫌いなのよ!」
「だから俺あんたなんて!」
何故かその得体の知れない女と銀河を舞台にした宇宙戦争をはじめようとしたところでだ。その最初に出て来て今も一緒にいる全裸ボディービル男が言うのであった。
「ダーリンもハニーもあたしの為に喧嘩しないで」
「えっ、俺あんたの愛人だったの」
「そうじゃない。赤ちゃんも産んであげたじゃない」
「男が赤ちゃん産めるのか?」
「愛があれば産めるわよ」
こんな不気味なやり取りになってだ。気付けばだ。
ボディービル女が全裸になってだ。彼に襲い掛かって叫ぶのだった。
「あんたも殺してあたしも死ぬわ!」
「だから何でそうなるんだよ!」
「ダーリンはあたしが絶対に守るわ!」
そして全裸スキンヘッド男も叫んでだった。そうしてであった。
彼等は銀河の中で衝突してだ。白い光が起こった。そこで目が覚めた。
そして起きてからだ。彼は言うのだった。
「何だったんだ、今朝の夢は」
そのことがどうしてもわからない彼だった。そしてそのことを学校で友人達に話してもだ。こう言われるだけだった。
「訳がわからねえよ」
そしてだ。その夢を見た彼自身もわからなかった。そんな奇妙な夢だった。幾ら考えても訳のわからない夢だった。
これは夢なんだ 完
2011・4・28
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