二十二話:歪む世界
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」
「膨大なエネルギーはどうするのですか?」
「先程言った通りだよ。足りないものはよそから持ってくればいい。丁度いいものもあるからね」
普通に考えれば実現など不可能だ。望んだ世界を創り出す、それは神の所業だ。
禁忌と記されることすらないのはそれが不可能だと分かり切っているからだ。
だが、無限の欲望にはそのようなことは関係がない。
ただ欲望に従い、襲い掛かり奪い取るだけだ。彼が望むものすべてを。
「我々の望む世界、我々の理想郷、少しずつ変えるなどと言わずに根本から変えてしまえばいい。さあ、奇跡を起こそう。この世界全てを我々の欲望で―――塗りつぶしてしまおうじゃないか」
悪魔が嗤う。この世界を真の意味で自らの望むものに変えんと声を上げる。
そして、この悪魔と契約を交わした男もまた、望む世界を創り出さんとするのだった。
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