第一歩『目が覚めたらメイスイタウン』
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ポケモンだ
対してこちらはシオ…イーブイ一匹
くそっ…どうする?なにか策は…なにか
「ヘルガー!『はじけるほのお』!」
「ガァッ!」
「!?シオ!『みきり』!」
「ブイ!」
シオは相手の攻撃を完全にみきり、
はじけるほのおを躱した…が
みきりは『まもる』と同じく
連続で出すと失敗しやすい…どうする?
シオのレベルはたぶん10くらいだ、
ヘルガーは…おそらく30か…
どうする?と、悩んでいた俺の背後から
声が聞こえた、凛とした、美しい声だった
「ガブリアス!『ドラゴンダイブ』!」
「ガルァッ!!」
ヘルガーにむけられた攻撃は、
『ドラゴンダイブ』そしてポケモンは
『ガブリアス』そして俺を庇うように
前に出たのは…
「もう大丈夫よ、勇敢なトレーナー君」
「シロナ…さん?」
ポケットモンスターDP、BWで登場する
シンオウ地方“チャンピオン”
『シロナ』の姿がそこにあった
「あら、私を知ってるの?
ここらへんじゃあまり知られてないと
思っていたけれど…」
「そ、そりゃ…貴女に会うのは
俺にとっては夢でしたから…」
「夢?」
夢、というのは間違っていない
なにしろ、俺はポケットモンスターの
女性キャラクターで、シロナが一番好きだからだ
「はい、俺は…貴女の様な
トレーナーになりたくて、ポケモントレーナー
になったんですから」
これもある意味嘘ではない
子供のころ、友達が持っていたダイヤモンド
を見て、シロナというキャラクターを
知り、俺はポケモンを始めたのだ
「フフ、嬉しいわね
…あら、いけない」
「どうかしたんで…あっ」
シロナさんとの会話に夢中で
赤いスーツの男が逃げたのに気づかなかった
「あ、あの!」
「えっ?」
俺はまた後ろから声をかけられる
見た目15歳の女の子だ
「私のスボミー、取り返してくれて
ありがとうございます!」
「あ、ああ…どう致しまして」
俺は抱えていたスボミーを女の子に返す
「ああ…良かった!お帰り、スボミー!」
「キュル♪」
スボミーは女の子に抱きしめらて
心底安心した様な表情を浮かべる
「あの、これお礼といっては
なんですが!受け取ってください!」
「えっ?」
そういって女の子が取り出したのは
『オボンのみ』がたくさん入った
バスケットだった
「これ、友達のお父さんが
畑でたくさん採れたらしくて、
たくさん貰ったんですけど食べきれなくて…
良かったら、受け取ってください」
「いや、でもこんなに…」
「あら、女の子のお礼は受け取ったほ
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