暁 〜小説投稿サイト〜
ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
仁-セブンアックス-
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りあえず一の宮ってところに来ると、加藤さんがさっきの人達を見つけた。何かを必死になって追いかけている。その追い回されている相手は、あの黒い球体のモニターに表示されていたネギ星人そのものだった。
本当にいたのか。確かにあの黒い球体が怪しいとは思っていたが、まさかネギ星人だなんて侵しない星人が実在しているだなんて思わなかった。加藤さんはそれを見るや否や、ネギ星人たちのほうへと走り出してしまう。一体どういうつもりだろうか。もしや、あの星人からみんなをかばおうとしているのだろうか。

気になって僕らも後を追ってい玖ことにしたんだけど、道に迷ってしまった。こんな小さな路地を歩くのは、僕の人生で初めてだったかもしれない。けど、しばらく歩いてると、頭の中にピンポロパンポン♪と変な音が聞こえる。誰かの通信機の着信音なのだろうかと思ったが、あたりを見渡していると、目の前の方に誰かが倒れているのが見えた。目を凝らして確認すると、僕は思わずのどから何かが出てきそうな気持ち悪い感覚を覚えた。

あの服装は…さっき分かれた鈴木さんのだ。でも…首から上が無い。玄野さんと岸本さんもそれを見て僕と同じ反応を示した。破裂してしまったのか?いや、何の原因も無く頭がそうなってしまうなんてありえない。まさかと思って、僕は自分を含めて3人の頭の中を透視してみた。
いやな予感はそれだけあたりやすいというものなのか。いつの間にか僕らの頭の中には爆弾が仕込まれていた。さっきまでピンポン鳴り響いていた音は爆弾の音だったのだ。
僕はとにかく二人に引き返すように叫んだ。そうすると、さっきまでなっていた音は大人しくなった。鈴木さんはさっき帰ろうとした。でも頭の中の爆弾が発動してそれは叶わなかった。恐らく…ネギ星人を殺さない限り帰ることは許されないということになる。

…くそ、なんて悪趣味な。

加藤さんのことも心配だし、彼やネギ星人を追っていくことにした。
彼らを追った先の住宅街で見たものは…もっと残虐な光景だった。
ヤクザのおっさんや先生たちが…ばらばらに切り裂かれて血の池を見事に作り出していた。その傍らには、加藤さんも倒れていた。手首が切られてしまっていて血が噴出している。そしてもう一人、さっきの小さなネギ星人ではなく、その親のような凶暴な風貌をしている星人が立っている。
奴をよそに、岸本さんが真っ先に加藤さんの下に駆け寄る。しかしネギ星人はそんな彼女にも一切容赦しようとしない。
まずい!そう思った僕はネギ星人を殴り飛ばした。加減したわけではないが、人間の姿になるとやはり本来の姿の力を比べて限定される。けど、届いているわけではなかったにせよ、予想以上のパワーが僕の意思に反して発揮されていた。殴られたネギ星人が家の塀を突き破っていた。
よく見ると、ネギ星人を殴った僕の右腕が大きく
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