第8章 第5次イゼルローン要塞攻略戦 後編
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がいるの！
その人のことを考えて言葉を選んで
キャゼルヌ大佐だって奥様だってあなたのことをずーっと心配してくださっていたのよ
あなたは1人で生きてるんじゃないのどうしてそれがわかってくれないの？…」
といってからニコールはワーワーと私の枕元で泣き始めた。
リューカス少尉はひどく気まずそうな顔をしながら敬礼して病室を出て行った。
これで完全孤立無援になってしまったわけであるが生きて帰ってきたという実感が湧いた瞬間だった
ニコールに謝ってなだめるのが非常に大変だったが。
こうして宇宙歴792年 5月9日 私は左腕と多くの大事な部下を失い生還したのであった
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