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ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第8章 第5次イゼルローン要塞攻略戦 後編
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通路は爆発の影響で破片やら死体やらが散乱している上に非常灯しかついてないので赤く薄暗いランプが灯っているだけである
先に来たやつ以外も5人くらいの擲弾装甲兵が来た。
やつらと私との距離は100m未満
しかし、薄暗いため完全に気配を消している
リューカス少尉が予測したこの船の限界まで30分
30分のうちにけりをつけてやる
先の5人の擲弾装甲兵のうち長身の1人が警戒するように呼びかけていた
こいつは分隊長くらいだろうか?
と思い照準合わせる。
もちろん頭部に狙いをつける
ゆっくり近づいてくる
人差し指に力を入れる
発砲!
綺麗なビームがやつの頭部に吸い込まれる
命中
残る4人はやはり経験の薄いやつで打ち返しもせずにただ目の前の状況が信じられないと言った風に立ち尽くしていた。
私はそんなやつに隙を与えるほど慈悲深いやつではないので2人目、3人目、…5人目も同じく射殺した。
この銃声に気づいたのか帝国軍が通路に進入してくるのが見えた
帝国軍もさすがにバカではないらしく私のいるバリケードにライフルを打ってくる
しかし私のいるバリケードはこの艦のぶっ壊れた防火扉で作っていたためにやつらの持っているライフルではどうしようもないものであった。
私は向こうが乱射してくるなかで正確に擲弾装甲兵をスコープに入れて撃ち殺した
10人目を射殺したところで帝国軍から呼びかけがあった
「貴官らに逃げ道はない!
貴官は我々の捕虜だ!
今ここで抵抗をやめ降伏すれば悪いようにはしない!
直ちに降伏せよ!
繰り返す…」
といった具合であった
帝国軍はこっちが複数人と思っているらしく笑いながらこの放送を聞いていた。
最初の銃撃開始から15分が経過した。
リューカス少尉が
「味方の脱出完了しました。
残るは我々だけです。
どうします?」
私はライフルを打ちながら
「了解した
お前は先に脱出艇に行け
あと5分でけりをつける
5分待っててくれ
それで行けなかったら、行ってくれ」
リューカス少尉は何か言いたそうな感じで
「了解しました」
と返してきた
ライフルのエネルギーパックを交換する
これでラストだった
もうすでに1個小隊分はやっつけたが、敵も波状射撃と前進を繰り返す。
ライフルのスコープに敵の大尉の階級章をつけた指揮官が映る
ライフルを打とうとした瞬間だった
腹部に衝撃
そのまま構わず撃った
向こうも私を捕捉し撃ったのだった
どこに当たったかどうかはわからないが、向こうもスコープの中で崩れ落ちるのを確認した
腹部に激痛が走ったて上半身を起こしてライフルを持とうとした瞬間だった
擲弾装甲兵2名がバリケードを乗り越えて私に上段の構えでトマホークを振り下ろそうとしていたのだ!
私はライフルを盾にし
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