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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-Aそれは愉快痛快で〜Cheerful chivalrous thief〜
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スリーブブラウス、カフスの付いたアームカバー、そしてグローブ。腰には2本のカートリッジベルトがあって、合計40発くらいある。下はスリットが深いミニタイトスカート、タイツ、そしてロングブーツ・・・と言った感じね。
「きゃぁぁぁぁ!」
「何が起きてる!?」
「この銃声・・・、質量兵器!?」
「逃げろ! 撃たれたら一巻の終わりだぞ!」
民間人は悲鳴を上げて、何かが起きてるビルから離れてく。あたしは「管理局です! 今すぐこの場から避難してください!」大声で避難をするように伝える。民間人は少し混乱しながらも、ビルから降り注いで来る窓ガラスの破片で怪我しないように頭を護りながら離れて行ってくれる。
「屋内戦は嫌だな」
クラリスは自身の身長(150cmちょっとくらいかしら)を優に超える長さを誇るカートリッジシステム搭載の方天戟型アームドデバイス・“シュトルムシュタール”を肩に担いだ。刺突用の穂先の左右には三日月の形をした刃(クラリスは月牙って呼んでる)が2つ付いてる。
あと石突には、鬼の金棒のような、六角柱に鋲がズラリと並んだ棍棒もある。その全体的な重量は15kgだって聞いたわ。だからクラリスは圧倒的な攻撃力を得る代わりに機動力が低い。ま、それをカバーする術もある。それが、今から見ることの出来る手段だ。
「文句は言わない! 念のために相棒を召喚しておきなさい!」
「ん! 汝は遥かなる陸を疾駆する者。地を揺るがすは馬蹄、空を震わすは轟鳴。行く手は苛烈なる戦火、過ぎ去るは打ち斃せし亡者の群れ。汝が主の命に応じ、いざ参れ! アレクサンドロス!」
あたしとクラリスの間に展開されるのは、召喚魔法陣って呼ばれる正方形をした魔法陣で、眩い薔薇色の魔力光を放ってる。そんな魔法陣から召喚されたのは1頭の艶やかな黒い毛並みをした馬・・・なんだけど、あたしが知ってる馬より一回り以上近く大きな体を誇ってる。初めて見た時は圧倒されて近付けなかった。
「よく来てくれたね」
クラリスがアレクサンドロスの体を撫でると、一鳴きしたアレクサンドロスが四肢を曲げて伏せた。クラリスが「よっこらせ」って馬上に乗るとまた立ち上って、大きく鳴きながらバイクのウィリーのように両前脚を上げた。まるでナポレオンのあの肖像画みたい。
とまぁ、この巨大馬アレクサンドロスや、他にも巨大狼や巨大鳥と言った使い魔が、クラリスの機動力をサポートするのよね。しかも全てが防御・補助魔法を使える。そういうこともあって、クラリスは次世代の騎兵騎士――レイター・パラディンって噂されてる。
「じゃあ、クラリスはここで待ってて! あたしが様子を見てくるから!」
両脚に魔力を込めたうえで両膝を曲げて、「よっと!」一気に問題の階へ跳んだその直後、「っ!?」何かが割れ
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