暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-Aそれは愉快痛快で〜Cheerful chivalrous thief〜
[7/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
るけど今は「じゃなくて! クラリス、追って!」ターゲットがものすごい速さで走ってく。
「ん。判った」
「ねえ! サインくれないかな! 書く物、紙はっと・・・」
「あの、仕事中だから後にしてくれないかしら・・・」
「後って。こんな機会もう無いからダメでしょ!」
「いやだから急いでんの! これ以上邪魔したら公務執行妨害よ!」
「うっひょ〜! その声で怒られるとやっぱりすげぇ良い! ゾクッてした、ゾクッて!」
恍惚とした表情を浮かべたソイツの様子に「うぇ・・・」総毛立って、気持ち悪さにかなり引いた。だから「離しなさい!」って怒ると、「もっと怒って、罵って!」なんて言われた。どうしよう、あたし・・・もうこのまま気絶しちゃってもいいかしら。今はこの気持ち悪い現実から逃げ出したいわ。
「す、すいません! こいつ、ちょっと性癖が変なんで!」
「こいつは俺たちがなんとかしますから行ってください!」
「お、おい!? まだサインも貰ってないし、罵られたりないんだ!」
チンピラその1とチンピラその2が気持ち悪いその3を羽交い締めして、あたしから引き離してくれた。
「ありがと! ご協力感謝します! でも喧嘩を吹っ掛けるような真似は控えるように!」
「「はいっ! ご迷惑をおかけしました!!」」
「アリサちゃ〜〜ん!」
チンピラ3人を置いてクラリスの後を追い掛け始めたら、『ごめん。見失った』クラリスから報告が入った。フィレス一尉からも『身元照明も出来なかったわ』っていう悪い知らせが入った。そして息を切らしてたクラリスと合流を果たす。
「ごめん。足の速さには自信あったけど・・・。人ごみに紛れ込まれて・・・」
「そう。しょうがないわ。あたしもあたしで変なのに絡まれたからね」
本気で落ち込むクラリスを慰める。とりあえずはやて達に連絡を取ろうとしたその時、頭上からマシンガンのような銃弾を連射するような銃声、窓ガラスが割れる音、怒声などが聞こえてきた。振り返った先には20階建てのビルがあって、破片が舞ってるのは4階辺り。
「「っ!?」」
窓ガラスが割れたおかげか「なんだコラ!」とか「逃げんな!」とか「どこの組のもんだ!」とか、銃声に紛れて怒声が続く。明らかに異常事態。だから「フレイムアイズ!」あたしと、「シュトルムシュタール!」クラリスは、待機モードのデバイスを手に取る。
「「セットアップ!」」
そして変身。あたしはファルシオンフォームの“フレイムアイズ”を携える。“ドラウプニル”を付けるかどうか迷うけど、神器に関係ない事件だった場合のことを考えて付けないことを選んだ。
「騎士甲冑、装着完了っと」
クラリスの騎士甲冑は、上は詰襟のネックカバー、厚手のノー
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ