暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-Aそれは愉快痛快で〜Cheerful chivalrous thief〜
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トの写真を携帯端末で撮る。でも「顔が撮れないわね・・・」キャップのツバがすんごい邪魔。クラリスも「ビル風でキャップ飛んでくれないかなぁ〜」上手く撮れてないみたい。それに尾行中ってこともあって、前に回り込めないし。む〜、難しいわね。

『アリサ。ルシリオンだ』

撮影に四苦八苦してるところに『ルシル!?』から通信が入った。聞けばフィレス一尉からあたし達からの報告を受けたって。

『俺も行ければ良いんだが、残念なことに今日中に片付けないといけない書類が・・・』

『??・・・ねえ、あんた、なんか泣いてない?』

『気の所為だろ・・・。だが、どんな神器かは見れば、おそらくその効果も判るはずだ。もし神器だと思う物品を確認したら、すぐに画像を送ってくれ』

『ええ、判ってるわ。頼りにしてるわよ』

『ああ』

ルシルと連絡が取り合える状況がすごい心強い。はやて達もフェイト達も来てくれるし。あとは何事も無く神器を確認できれば良いんだけど。はぁ、って溜息を吐いてると「あ、絡まれた」クラリスがボソッと呟いた。見ればターゲットがガラの悪い連中に喧嘩を売られてた。

「どうする? アリサ」

「どうするって・・・」

あたしとクラリスは局の制服を着てる。そんな中でターゲットとコンタクトするとなると、もう尾行も何もなくなるわ。見て見ぬふりをするか、それとも助けるか。あたしは『フィレス一尉。ごめんなさい!』助ける道を選んだ。この選択が後で酷い結末に繋がるかもしれない。けど・・・

『アリサ。それで良いわ。助けてあげて』

「『っ! ありがとうございます!』クラリス!」

「んっ!」

クラリスと一緒に「やめなさい!」ターゲットに絡んでる3人の男に制止の声を掛けた。男3人は「げっ、管理局員・・・!」慌ててターゲットの胸倉を掴んでる手を離して、えへへ、と愛想笑い浮かべた。

「その男性と何かしらトラブルでもありましたか?」

「い、いいえ、そんな・・・」

「少し肩がぶつかって、ちょっと熱くなっただけなんすよ」

「あの金髪の子・・・、ひょっとして・・・!」

形だけの聴取をしてると、「あ、逃げる」ターゲットが背を向けて走り去ろうとした。追いかけようにも「あ、やっぱり!」チンピラその3があたしを指差した。

「チーム・ウミナリのアリサ・バニングスちゃん! 俺、ファンなんです! 性格キツそうな目も良いし、声も良いし、魔導師なのに騎士みたいな戦いするのもカッコいいし! 炎熱っていうのがカッコよさに拍車を掛けてるよね! マジ夢みたいだ! 生きてて良かった・・・!」

「ど、どうも・・・」

子供のように目を輝かせたチンピラその3があたしの両手を取ってブンブン振ってきた。ファンって言われて嬉しい思いもあ
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