暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
リレーションズ・サクラ・アンド・ムラサキ
2話
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
情報交換のため、ふうま達はさくらをアジトに連れ帰る。
机を挟んでふうまとさくらが向かい合っていた。
護衛のため、トキコと災禍がカゼミガクの後ろに控えている。銀零だけが治療のために不在だ。
その場で情報の共有が行われた。
「整理しよう」
眉間を抑えながらふうまは、情報の整理を行う。
さくらからの情報を整理するとこうなる。
さくらと紫は五車学園の生徒である。
二人で何度か実戦を行っていた。
ある時、実戦の最中に紫がノマドに攫われた。
助けようとしたが、時間ばかりがかかり助けられない状況が続く。
ある時、紫が見つかる。それは最悪の知らせだった。
紫は魔族に覚醒し暴走。周りを破壊するだけのモンスターと化していた!コワイ!
さくらはそれでも助けようと、その紫が現れた場所を管理する米連に協力。装備を提供された。
提供された装備で、紫の実験が行われたノマドの実験室を強襲。
「この時、このデータを何とか手に入れたんだ」
手に持っているデータチップを見せた。
強襲後米連に帰る最中に偶然紫と遭遇。
感情を抑えられず紫と一戦。その時、二人してタコのバケモノに襲われた。そのまま気を失う。
気がつくと、このトーキョーキングダムの路地裏に倒れていた。
「というわけか」
「うん。そう」
情報を提供をしたさくらが頷く。
「お屋形様。タコのバケモノということは」
後ろで聞いていた災禍が意見を述べた。
「ああ。十中八九あいつの事だろう」
「あのタコのこと知ってるの!」
さくらが立ち上がって、ふうまに詰め寄る。この状況を生み出した原因だ。気になってしょうがない様子である。
彼女の問いに頷いて、ふうまは口を開く。
「プレインフレイヤー。次元侵略者とも呼ばれるこいつらは……」 6
ふうまの説明曰く、様々な次元や平行世界を移動するバケモノ。生物や非生物問わず他の次元に攫うことができる。混乱した脳髄をすすり栄養とするバケモノとのことだった。
「ってことは!」
「ああ。ここはお前がいた次元ではない」
ふうまの言葉で、さくらは力が抜けたかのように座り込んだ。
「そんな……じゃあ、紫=サンは」
「お前と同じようにこの世界に飛ばされているだろうな。それと、」
聞こえてくる言葉を理解したさくらは、希望に眼を輝かせた。
そんな彼女に強い視線を送るふうまは、一度息を継いでから続ける。
「帰れないわけではない。同じプレインフレイヤーを見つけて異界の門を開けさせれば、帰ることは可能だ」
帰れると聞いたさくらは、沈痛な表情を一瞬だけ浮かべ消した。
それに気づくもふうまは、指摘することはなかった
[8]
前話
[1]
次
最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ