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雲は遠くて
104章  信也と竜太郎、芸術や僧侶の良寛を語り合う
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ん。
この良寛さんの言葉って、詩のようなものなんだろうけど、
人間の、自然への対応の仕方とか、考えかたには、
現代人のおれたちでも、感動しちゃうよね。
えーと、たとえば、花は女性で、蝶は男って感じで、楽しく人生を送れたら、
それも理想じゃないかな?しんちゃん。あっははは」

「またまた、竜さん、笑わせてくれますね。
でも、そんな男女も確かに、理想なのかもしれませんよね。
おれも、あのEテレの良寛さんは録画してましたよ。
良寛さんの作る詩は前から好きなんですよ。
1758年生まれだから、もう250年も前の人になるんですね。
徳川幕府の江戸時代の人ですよね」

「きっと、良寛さんは、僧侶として、大変な修行をしていたから、
あんな(さと)りのような境地の、深い言葉や詩を残せたんですよね、しんちゃん」

「ええ、おれたちよりも、もっと真剣に人生や自然を見つめてんでしょうね。
子どもたちと、無心になって、遊ぶことが大好きな良寛さんかぁ・・・」

≪つづく≫ --- 104章 おわり ---

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