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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL7 VSヴィータ
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っ、負けるか!!」

気合を入れ直し再度押そうとするヴィータだが、形勢を逆転する事は出来なかった。

「あっ!?」

ヴィータの方がスキルが先に消え、バーニアの噴射も止まった。

「ここだ!!!」

対して零治は止めと言わんばかりに、最後に全力で出力を上げた。

「喰らえ!!」

ハンマーをはじき返し、ヴィータを吹き飛ばす。
ハンマーにつられて、逃げてしまった為、ダメージはさほど無いが、今無防備のヴィータは隙だらけだ。

「コレで止めだ!!」

腹部に魔力を収束させていき、溜め込む。

「グラビティ……」
『あっ……』

グラビティブラストを撃とうとした直前に何か変な声が聞こえたが、既に発射態勢に入っていた為、止められない。

「ブラスト!!」

チャージしたグラビティブラストは巨大な直射砲として荒野の大地を抉り、消滅させながらヴィータに迫る。

(よし、もらった!!)

まだ反応を見せてないヴィータに手応えを感じた。


…………が、


「嘘だろ!?」

ヴィータのハンマーのバーニアが噴射し、ヴィータを砲撃の射線上から逃した。確かにハンマーはスキルを使用した時から形態が変わっていない。
左肩に僅かに当たったが、ヴィータのドレスを消し飛ばした程度で、ダメージは殆ど無さそうだ。

「ありがとう、アイゼン………」

デバイスにお礼を言い、ハンマーを構える。
疲労の色は出てるものの、ヴィータはまだ動けるようだ。

「だが有利なのは変わらない次で決め……」

と言っている途中に光に包まれ、鎧が消えてしまい、何時ものロングコートの姿に戻ってしまった。

「………おい」
『………テヘッ』
「テヘッじゃねえよ!!どう言うことだよ説明しろ!!」
『どうもこうも魔力切れ。バーニアとフィールドに全力で消費したから………』

(本当は私が魔力制御し忘れて垂れ流し状態で戦っていたのが原因だけど………)

「切れるの早いだろ!!全然攻撃してないぞ!!」
『だってこのブラックサレナ、防御、探索が主な戦闘スタイルだもの』
「説明してないよな………?」
『テヘペロ!』

音声で言ってる事が更に怒りを増長させているって分かっているのかコイツは……?

『本当は私が魔力垂れ流しのままで制御し忘れたからなんだけど………』
「何か言ったか?」
『いえ、何でも無いです』
「おい、作戦会議は終わりか?」

ヴィータの声が聞こえ、慌てて声の方を向く。

「えっ……?」

ヴィータは空へと飛んでおり、そして更に上には今までとは比べものにならない巨大なハンマーが見えた。

「嘘でしょ?」

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