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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL7 VSヴィータ
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!!』
「おい、本音漏れてるぞ」
口調がいきなり変わった。しかもこいつ、ピンチになって出現すると言ったと言う事は、この戦いの前に既に使えるチャンスがあったって事では………?
『良いから良いから!!私を使えばきっとマスターでも勝てるよ!!』
「きっとってハッキリしないんだな」
『だってマスターだし………』
………焔もそうだが何故こんなにも評価が低いのだろうか?
『マスター!あの女の子来たよ!!』
「くっ………!!」
どうやら休憩は終わりのようだ。俺の方はいきなり現れたコイツのお陰で全く対策を練る事が出来なかった。
『もう迷ってる場合じゃないよマスター!』
「………くそっ!!」
コイツの言う通りにしなくちゃいけないのは悔しいが、今の現状を打開するにはコイツに頼るしかないようだ。
「おい、どうすれば良い!?」
『カードをかざして『黒衣装填!!』って叫んで!!』
「………リライズアップで良いな」
そう言って新たに光るカードを見る。
カードはスキルでは無く、焔のようなパーソナルカードだった。
「こっちにチェンジするって事か………」
『じゃあ詠唱みたく漆黒の鎧……』
「リライズアップ」
『えっ?ちょっ!?』
コイツがまた変な事を言う前にさっさと試してみる事にした。
「これは………!!」
光に包まれ、新たに現れた自分の姿はあまりにも自分の予想からかけ離れていた。
単純にカードに表示されている『ブラックサレナ』の装備を装備するのだと思っていた。刀から別の武器に………
しかし今の自分の姿は、全身に黒い鎧を纏い、顔だけ視界を得る為かバイザーだけ付けている状況だ。
「これが………」
『ブラックサレナ。………私を設計した早苗の好きなアニメのロボットを元に作ったらしいよ』
「母さんロボットアニメとか好きだったのか………」
『でないとロボット工学なんて勉強しないと思うよ?』
確かにコイツの言う通りだった。
「さて………どうしたものか………」
無駄話を終え、ヴィータを見る。俺の姿がまるまる変わった事にどうやらヴィータも驚いた様で、向かってきていたヴィータは警戒して少し離れ、止まっていた。
「驚いて様子見かな………今の内に戦い方を教えて欲しいんだけど………」
『マスター、この姿の時は一人称を我にしなきゃだめだよ』
「そんな事どうでも良いんだよ!!ディアとかぶるし………それにこれから強敵と戦うんだから戦い方を………」
『頭で考えるな、感じろ』
コイツ、ぶっ壊してやろうか……
そんな事を思ってると、ヴィータが動いた。
「シュワルベフリーゲン!!」
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