ナイトオブハイウェイ
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か強くなってる感じがするのは気のせいかな?」
「サバタ様なら何でもアリ」
「その一言だけで全て納得しちゃうんだね、マキナちゃんは。何ていうか……その……とても凄い信頼感?」
「別に気を遣わなくても狂信的と直接言っていいよ、なのは。崇拝し過ぎなのは自覚してる。でもサバタ様への恩を常に意識してたら、いつの間にかこれが当たり前になってたのさ」
そう言ってマキナは誇らしげに笑い、サバタを崇拝している事に何の後悔もしていないのが見ているだけで伝わる程だった。
「へぇ〜……何だかマキナちゃんの事が少しわかった気がする」
「ん? なのは、私の攻略でもする気? 言っとくけど同性の攻略はお勧めしないよ」
「違うってば!? 私ノーマルだよ!? ちゃんと普通に男の人が好きだよ!?」
「ふ〜ん? で、お相手は?」
「ふぇっ!? お、お相手って、その……」
「なのは! まさかもう好きな男が出来たのか!? お父さんまだ認めないぞ!!」
「えぇ!? ちょっと待ってお父さん! 私何にも言ってな―――」
「なんだと!? どこの馬の骨とも知れない男になのははやらんぞ!」
「知らない内に妹に先を越された……」
「あらあら、なのはもやっと青春が来たのね〜♪」
「お兄ちゃんもお姉ちゃんもお母さんも、勝手に話を飛躍させないでよ!? そもそも相手いないから!」
「あ、なんだ、いないのか……。あはは、つい勘違いしてしまったよ」
今の光景を見てジャンゴは「親がこんな調子じゃ、一人も相手作れないんじゃないかなぁ……」と思った。そしてアギトは「なのはの奴、隙あらばいつもからかわれてるな……」と彼女の苦労を遠い目をしながら共感する。
「ところで士郎さんがなのはの相手に求める条件って、結局どうなってるのさ?」
「条件? そんなの魔法とかそういうの無しで俺や恭也に勝てるか、最低でも匹敵する実力があってようやく認められるぐらいだな」
「魔法無しで御神流師範代に勝てるレベルの実力者なんて、サバタ様を除いたらせいぜいうちの会社のCEOか、最近出てきた筋肉の凄い上院議員候補ぐらいしか思いつかないよ。…………ん? 今気づいたんだけどその理論で行くと、なのはの相手はガチムチじゃないと認めない系?」
ふとマキナはアメフトでもやってそうな筋肉質の大男がなのはの隣に立っているイメージを思い浮かべる。高町家も士郎が言った条件を吟味して、同じようなイメージを思い浮かべたのだが……少しすると全員そろって首を横に振った。
「なのははまともな人とお付き合いをしたいです。想像するだけでも、こんな相手は嫌だよ……」
「自分で条件を言っておいて何だが……これは“無い”な……」
「アンバランス過ぎる……いくら強
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