第6話 外出
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を撫でると、泣き止んで元気に席へと少年は戻って行った。
「何でまた子供泣かしていたのよ」
「いや、この飲み物が毒か否かの判断をだな」
「だからって子供を使うことないでしょ」
「子供の方が代謝が活発なんだよ、実験材料には持ってこいだ」
コイツ……!
御坂はグーに拳を固めてサソリの頭に拳骨を入れた。
「何が実験よ!こんなバカげた騒ぎ起こしておいて!それにね、それは安全な飲み物だから大丈夫よ」
「……安全かどうかはオレが判断する、原材料を言え!」
サソリは痛みで生じた涙を隠すように黒い炭酸水を指さす。
………………
「それは……知ってはいけない謎よ」
「は?」
「そうですわね。知っているのは世界で二人だけという噂もあるほどですし」
白井が腕組みをしてフムフムと頷いて加えた。
「なおさら危ねえだろ!何で平気で飲んでんだよ」
ドリンクバーへと行ってしまった三人を横目で眺めながら木山は一人ボーっとした様子で座っていた。
「見てて飽きないな」
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