第一部 少年たち
第三章
VSヴァジュラ
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俺はコウタさんと受けれたからそれどころじゃなかったけど。
「いいさ、お互い頑張りましょう」
ユウトはそういうとソファーから立ち上がった。
「んじゃあ、俺部屋戻る。新しくなったルームメイトと今日はトランプする予定だし」
もちろん女子も来るんだぜ。などと嬉しそうだ。確かにアナグラの女性陣のレベルは高めだしな。
「あ、俺も部屋変わったんだ。やばいまだ荷物運んでないや」
ここでは、ここ極東支部では、見習い状態、言わば実戦にでられないゴッドイーターたちは見習い部屋という三人一部屋のところに止まっている。そこから実戦に参加できるゴッドイーター。今の俺の様に実地訓練などの訓練課程をすべて終えたものはその場から、二人一部屋の新人エリアに移動することになる。そこから実績を積んだものが、ベテランエリアに移動していく。そこは一人一部屋の個室が設けられる。部屋の移動は、階級発表時から3日間で行わなければならない。そして今日がその三日目。
「部屋の荷造りは昨日に終わってるからあとは移動させるだけと」
『そっか。サキ今日向こう行くのか。寂しくなるかも。そのうち俺らもそっち行くから。その時はよろしくな。』
「じゃあな。今度は会う時は戦場だな」
手を振って、自分の部屋を出て、自分の部屋を探す。俺の部屋はX04号室。
そういえば、ルームメイト誰か確認し忘れていたな。まあ会ったらわかるか。
部屋に着き、あらかじめに渡されていた鍵で部屋に入る。部屋は3LDKで一つの部屋は共同で、もう二つの部屋がお互いのプライベート空間になっているみたいだ。共同部屋には、液晶テレビ、ソファー、机とシンプルなものだけそろっている。キッチンは、冷蔵庫等がある。だいたい全部6畳程度である。
「結構、快適そう。これならゆっくりできそうだ」
お風呂場が使用中になっているといことは、ルームメイトは今、お風呂のようだ。こっちは勝手に自分の部屋に入らせってもらいます。取り敢えず、右手の扉を開ける。
「ビンゴ、こっちの部屋が俺のプライベートスペースか」
部屋の中には、ベッドとタンス、ターミナルがあるだけ、窓にはカーテンしてある。昼間だというのに電気をつけないと薄暗い。
取り敢えず、荷物を置く。ルームメイトが風呂を上がるまで暇なので、ベッドに横になる。そして、さっきのプロファイルを意味もなく読む。
「電気つけよう」
ベッドから立ち上がると部屋にノックの音がする。タイミングよくお風呂を出たらしい。そして扉を開ける。
「こんにちは、天海ルイです。これからよろしくお願いします」
え、ひと時、時間が自分の中で止まった。
「では、失礼します」
ルイはそう言って自室に入る。俺はただ茫然として帰るルイの姿を見ていた。扉の閉
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