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GOD EATER STUDIUM
第一部 少年たち
第三章
VSヴァジュラ
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ユウトは配られたプロファイルにあるルイのページを見てため息を吐く。俺も一緒にソファーに座って同じく配られたプロファイルを覗く。ペラペラと流し見程度で済ましている。
俺からしたらユウトさんも大概だと思う。

「ユウトさんだっていいですよ。先輩たちがお古になろうともあの武器を新米兵が使えるだけ十分だって」
 
そういいながらページをめくる。するとちょうどユウトさんのページだった。

坂之上ユウト

刀身 ブーストハンマー シロガネ槌型
銃身 スナイパー ステラスウォーム
装甲 タワーシールド シロガネ壁盾型
強化パーツ トリガーハッピー
      ???

説明を読んでも十分だろ。これ、元第一部隊、橘サクヤ(旧姓)が使用していた銃身を元に改良を加えたもの。って、橘サクヤって誰だろ? ターミナルで調べたらわかるかもだけどいいや。

「やっぱり十分だって。シロガネ系統の武器も強力って書いてあるし」

「当たり前だって一応、俺お前らの同期で二番目だ。後、さん付けるのと敬語やめろ。歳は上でも同期だし」

やっぱり実力順でいうとこの人も相当やばいはず、それを上回るルイはもはや神か。いや、神なき時代に何を大袈裟なこと言っているのか。

「でも、最近、サキも随分と神機の扱い上手くなったんじゃね。誤射もだいぶ減ったじゃん」

「そうかな? 一応毎日イメトレしてるから」

ユウトが呆れた顔をする。なにか変なこと言ったかな?

「神機使って他の連中や俺は、居残り練習してる中、サキはイメトレで強くなっているのか」

少し嫌味に聞こえて嫌だった。しかし仕方ない、俺だって居残り練習したいけど、リッカさんに止められるし、神機をまだ上手く使いきれてないせいでもあるけど。

「そっか。みんな努力しているのか。当たり前だけど。このままじゃ置いてきぼりになるな」

「最近はルイちゃんも来てるぜ。神機変わってから」

その言葉がぐっと心に刺さった。まさかのルイも努力家だったとは。ゴッドイーターはだれもが多かれ少なかれ努力をしていることを痛感した。あの才能のルイまでもが

「でも、ルイちゃんって前のことあって以来、ずっと一人だよな。もう誰も見ても騒がないし、今では憎まれ役だし。そうした俺が言うのもあれだけど」

「初めての実地訓練の時のやつ? 俺なかなかみんなと同じメニューでしないか一緒にならなくて知らないけどそんなに?」

実地訓練移行、俺はみんなと違うメニューで訓練することになった。たぶん、そこでの成績が悪かったのだろう。仕方ない、自覚していたことだし。でも、その後も実地訓練だけはみんなと同じように数回こなしたが完全に二班に分断されていて、ルイとは受けたことがないから、そこらへんは全くの皆無だった。まあ、
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