「妖精の尻尾」
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し、竜の爪は焔を纏う。
ナツのは自らの体を竜の体質へと変換させる太古の魔法」
「何それ!?」
二人の魔法に驚きを隠せないルーシィ。
「元々は竜迎撃用魔法だからね。滅竜魔法! イグニールがナツに教えたんだ」
ハッピーとミントが其々の魔法の説明をしている間にも戦いはヒートアップしていく。
ナツに向かって壊れた瓦礫が落ちてきたが、コハクの魔法で止められた。
「音魔法・加護の音! まったく‥気を付けて下さいよぉ‥」
「サンキューな」
コハクにお礼を言いながら炎を勢いよく吸い込むナツ。
「おいてめぇ! 丸焦げしてやるぜ。火竜の鉄拳!」
「丸焦げー!?」
ナツは火を纏った右手を振りかざし、ボラへ容赦ないパンチが飛んで来た。
その暴れっぷりはドラゴンの様に思える。
「凄い‥凄いけど‥‥」
改めて周りを見渡したルーシィ。そこには全壊された船、そして半壊した街や砂浜が目に映った。
「やりすぎよー!!!」
「あい!」
「怒られちゃうね!」
大騒ぎを嗅ぎつけた軍隊が現れると、焦った様にナツとコハクはルーシィの手を引っ張り逃げて行く。
ハッピーとミントは羽を生やし後を付いてった。
「少しやり過ぎちゃいましたね‥」
「逃げんぞ!」
「何であたしまで!?」
「だって俺達のギルドに入りてえんだろ? 来いよ」
「一緒に行きましょう!」
爽やかな笑顔で念願のギルドへ誘われたルーシィは、「うん!」と頷き一緒に走って行ったのだった―。
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