暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、殺人鬼と暗殺者は再びぶつかり合う
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...」

突然キリトはアルズ達に向かって走り出すが、

「!?」

突然キリトの足下にナイフが飛んできた。

「やっぱりお前は.....!」

「Ho〜、てっきりブラッキーさんと組むとも思ったが予想は外れた見てぇだな?」

「____必要ない。」

「共闘する気は無い.....か......」

「・・・」

「答えはなしか.....」

「もぉ、キリト君どうしたの?!」

突然声がひびくと、声の主らしき人物が後方から走っていきた。

ブロンド髪が目立つ白銀の鎧を身に纏った女性だ。

____閃光のアスナ。
血盟騎士団副長の女剣士だ。
そうか、キリトは彼女と.......どうでもいい。
俺には関係の無い話だ。

「WOW、どんどん役者が揃ってきたじゃねえか。なあ?どうする、アサシンさんよぉ?」

アルズはPoHを睨み付ける。

「怖いねぇ〜」

「おい、お前らいきなりどうしたんだ!?」

その声と共に攻略組のプレイヤーが次々と入ってきた。

まずい......これはどうするか.....

「ッ!?」

突然アルズの身体が宙を舞う。

「じゃあな、兄弟。」

アルズの背をPoHが蹴ったのだ。

「グッ!!」

アルズは空中でアサシネートナイフ【殺】を投擲する。
それはPoHの肩に深々と突き刺さった。

「グハッ」

背中から地面に落ち、落下ダメージを受ける。

「こいつは.....」

「気を付けろ。こいつはまずいぞ。」

「!」

アルズが上を見上げると、そこにはもうPoHの姿が無かった。

「チッ.....」

「これは全部コイツがやったのか?」

一人のプレイヤーが奥で大量に散らばっている剣を眺めてそう言う。

「恐らくな。」

それにキリトが答えた 。

「こいつを牢に送るぞ!」

誰かがそう叫ぶ。

「チイッ!」

アルズは起き上がると、プレイヤーの間を凄まじい速度で駆け抜けていく。

「なっ!?」

が、突然喉を掴まれ____

「グハッ」

地面に叩きつけられた。

「そのフードを取って面をおがませてもらおうじゃねえか。」

アルズの喉を掴んでいる大男はアルズのフードに手を掛けようとするが。

「なにっ!?」

突然腕が無くなる。
切り口の近くには紫黒色に輝く刃が見えた。
そして直ぐに視界は0となる。

アルズがアサシネートナイフを目に刺していたのだ。

「グッ!!」

拘束から逃れたアルズはそのまま走り出す。

やがて追っ手は止み、逃走に成功した
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