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GARO はぐれ騎士 真章
第一話 真章
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アアアアアアアアアア』

悪魔のようなその異形の物・・・魔物は女性に忍び寄りその口から長い舌を女性に絡めようと伸ばした。

女性が最後を悟り目を閉じたその時だった。

『キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

斬撃の音と共に魔物の絶叫が響き渡り女性が目を開けるとそこには黒い衣を纏った男の姿があった。

「・・・大丈夫か?」

「!?」

男の言葉に女性は言葉にならない声を上げると魔物が咆哮を挙げ男に襲い掛かった。

男は腰に納められていた刀を抜くと魔物の腕を斬りおとしその勢いで回し蹴りを放ち魔物との距離を開ける。

男は女性に言った。

「悪い事は言わねえ・・・逃げな」

「!!」

その言葉に女性は逃げだし魔物は女性を追おうとすると男がそれを阻止した。

「おいおいおい・・・おめえさんの相手は俺だぜ?・・・」

女性がその場を離れた事を確認した男は腰の刀を抜き魔物に斬りかかる。だが魔物は残された腕で男の刀を受け止めるとそのまま男に一撃を食らわせた。男は吹き飛ばされるが見事な身のこなしで着地し再び魔物に斬りかかると魔物の背中のに馳せていた翼を斬りおとした。

『キシャアアアアアアアアアアアアアア!!』

男を殺す・・・魔物がその意思を表し男に襲い掛かろうとした・・・その時だった。

『闘真・・・時は満ちた!』

男の左腕に装着されていた腕輪が喋り男は天に向かって刀を構えた。

「!!」

男が刀で円を描くと円から凄まじい光が舞い降り男の身体を緑の鎧で包み込んだ。

『・・・・・・』

狼の顔を持つその鎧を身身に纏った男に魔物は恐怖を感じ魔物は男に襲い掛かると男は変化した刀を構え魔物に斬りかかった。

『うおおおおおおおおおおお!!!』

狼の咆哮と共に男の一閃は魔物を両断し消滅させたのだ。魔物の消滅と共に鎧が返還されると男は刀を鞘に納めた。

『やったな・・・闘真・・・』

男の腕輪が軽快に語りかけると・・・

「そうだな・・・」

男もそのまま帰路についた。

男の名は岩動闘真・・・旋風騎士風狼・・・またの名を『はぐれ騎士』


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