本の世界へウェルカム?
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やあ。元気してる?
俺はふと光の中で奴と出会った。奴は相変わらず大鎌を持ってニコニコしている。
「なんか用か……?」
別に〜?僕は少し提案に来ただけだよ〜?だからそんな怒りなさんなって!
怒っていたら何も始まらないよ♪
そう歌いながら奴はニコニコ笑いながら大鎌をバトンの様に回す。それは何処か流麗な動きだった。
「提案だと……?」
「そ!僕もそろそろこの物語に入ってみたいなぁ…と思ってね?」
「断る。に決まってるだろ?」
「うん。たぶんそう言ってくると思った。」
ニコニコ笑顔をやめない奴はバトンの様に回していた大鎌を地面……真っ白な立っている場所に刺す。
「だからさ。もしも、もしも君がピンチになったその時。僕は君を1回助けようと思う。身体を例え奪える状況でもね。」
「……。」
「あ、なぜ?って顔してるね?確かにそのまま身体を奪っちゃえばいいと思うでしょ?」
そう言って奴は俺の方に指を指すと笑顔を崩さないで話を続ける。
「僕の予想だとソーニャが助けようと躍起みたいだからね。ソーニャが頑張ってるという事はなる様になる。ソーニャが力を失ってるとしてもね。それにレヴィアタン戦の時だってちらっと僕が出てきたしね?」
「お前……。」
「だからさ。睨まないでよ。僕だって必死なんだからさ。」
そう言って奴は再び大鎌を手に持つと俺に向けてバイバイと手を振る。
「さ、頑張って届くまで君は足掻いて♪
そろそろおはようの時間だよ♪」
そう言って俺は再び意識を手放した。
「おい…!フォルツ!」
「……!ヒカルか。」
目を覚ますとどうやら何処かの城の中庭だろうか?広い建物に囲まれた庭にいた。
「ここは……?」
「分からない。だけどいつの間にかにここに着いていたんだ。」
ヒカルはそう言って状況を説明すると少し考える素振りをする。
「どうやらここは本の中……。だと思う。」
「本の中?」
そう言ってヒカルは難しい顔で俺を見てそしてまた少し考えるとふっと笑いながら。
「ああ、たぶんな。本にされた4人の本をちゃんと見なかったから分からないが。」
そうヒカルは言って周りを見渡す。すると中庭のちょうど真ん中に光の柱が出現していた。
「これは……?」
ヒカルとフォルツはそれを見て光の柱を見てそこに落ちていたカードをひろう。
『ここに救いたい人を連れて来れば現実世界に返せます。今回だけの特別サービスですよ?
byソーニャ。』
「「……。」」
それを見て俺たちは苦い顔をすると再び周りを
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