暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1239話
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分かりました、その辺はエルフ達にも言っておきます。けど、大丈夫だと思いますよ? エルフ達はハイエルフ、ダークエルフ、それに普通のエルフも、色々な世界に顔を出して、そちらの文化を吸収してますから。……中には麻帆良で妙な文化を拾ってくる人達もいるんですけど」

 妙な文化、か。それが何なのかは聞かない。敢えて、聞かない。
 大体想像出来るし。

「ともあれ、頼む」

 視線の先で、ビームサーベルを構えたダガーL同士がお互いに牽制として頭部と胸部のバルカンを放ちながら距離を縮めているのを眺め、そう告げる。

「はい、任せて下さい」
「ふんっ、奴等の面倒を見るのは当たり前だろう」
「頼もしいな。じゃあ、俺はそろそろ行く。ああ、そうそう。もう少しで全員に通信が入ると思うが、時の指輪とホワイトスターの完全な融合が行われる時間だ。一応何かあったら危険だから、通信があったら戦闘は止めるようにしてくれ」

 そう告げ、俺は影のゲートへと身を沈めていく。





「うわぁ……この前も思ったけど、本気で図々しい? いや、図太い? うん、そうだな。図太い奴等だ」

 交流区画で行われているお祭り騒ぎを眺めつつ、そう呟く。
 安売りをしている店もあれば、露店を出している者や、屋台を出している者といった風に、色々な者達が存在している。
 そして幾つかの店には『祝! ホワイトスターと時の指輪の完全融合! 人類の夢の不老を貴方に!』といった風なのぼり旗が立っていた。
 うん、いや、まぁ、言いたい事は分からないでもないけど、ここにいる殆どの者はシャドウミラーに所属しているって訳じゃなく、各世界からやって来ている者だ。
 時の指輪の恩恵を受けられる訳じゃなのに、随分とはしゃいでいるな。
 まぁ、機会があれば騒ぎたいってのは分からないでもないんだが。
 それに、多分……本当に多分だけど、ホワイトスターと時の指輪が融合した時に生じるナニカで自分達も不老……とまでは言わないが、幾らか時の流れが遅くなるかもしれないって一縷の望みを持っていたりするんだろう。
 実際、その辺を確認するのは難しいんだから、気の持ちようで他の人より若干若く見えてもおかしくはない。

「ゴーヤクレープ、ホワイトスター名物、ゴーヤクレープはどうだい!」

 ふと、そんな声が聞こえてきて動きを止める。
 おい、いつからゴーヤクレープがホワイトスター名物になった。
 元々ゴーヤクレープは麻帆良から出て来たものだろうが。
 それが何だってホワイトスター名物なんて事になってるんだ?
 しかも、何人かがゴーヤクレープを買いに行ってるし。
 その光景からそっと目を逸らしながら通りを歩いていると、やがて超包子の前を通る。
 相変わらず客の数は多く、特に今回の騒ぎに便
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