マブラヴ
1239話
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星だな。地球での初陣ともなれば、光線級や重光線級が出てくる。一応ウィンダムやザクもブラックホールエンジンに換装してテスラ・ドライブを搭載しているから、G・テリトリーとEフィールドがあるにしても、エルフが戦闘の初心者である以上はいきなりレーザーを撃たれて……ってのは、混乱する可能性があるだろ?」
「なるほど、それで火星か。確かに火星では光線級や重光線級は存在しない。だとすれば、エルフ達にとっての初陣としては十分か」
イザークの説明は、エルフ達に対して飴の役割をしているオウカにしても満足出来るものだったらしく、納得の表情を浮かべていた。
まぁ、マブラヴ世界の戦術機は死の8分ってのがあるのを思えば、そんなにおかしな話じゃないか。
「あら、でもアクセルさん。オーブに注文したアークエンジェル級は、まだ完成してませんよね? ついこの間注文したばかりですし」
「……その辺はどうなるんだ?」
「ああ、取りあえず今回の初陣も含めて、暫くの間はシロガネを母艦として出そうと思う。暫くマブラヴ世界でシャドウミラーが本格的に活動するような事はないだろうし」
「でも、それだと別に火星で戦う必要もないのでは? 光線級や重光線級はウィンダムやザクよりもシロガネを最優先で狙ってくるでしょうし」
オウカの疑問に、イザークも同感だと言いたげに頷く。
その言葉は正しい。けど……
「シロガネはあくまでも母艦として活動して貰う予定だ。つまり、戦闘には参加せずに後方で待機して、あくまでも戦闘はエルフ達にして貰う。それに初陣を火星でやるのは、シャドウミラーの下部組織でもあるあいつ等が初陣で無様な様子を見せると、俺達のイメージ的に色々と台無しになるからってのもあるな」
「なるほど。それは納得出来ます。出来ますけど……エルフの人達が初陣で一方的にBETAを攻撃するような事になれば、戦闘を甘く見たりするようにならないでしょうか?」
「その辺は、いざとなったらお前達実働班にエルフ達と戦って貰うつもりだ。……ああ、それと今更だが、エルフ達がやる傭兵団の名前を考えておいて欲しい」
いつまでもシャドウミラーの下部組織ってのは、エルフ達もあまり面白くないだろうし。
「名前……名前か。そうだな、きちんとした名前を与えればあいつ等もより訓練に力を入れるか」
「そうですね。自分達がどのような名前で呼ばれる事になるのかは、是非知っておきたいでしょうし。分かりました。こちらでも考えてみますし、エルフ達にも聞いてみたいと思います」
「そうしてくれ。ああ、でも門世界の名前を出されても分かりにくいと思うから、出来るだけ他の世界の連中が聞いても理解出来るような名前にするようにしてくれ」
門世界に出てくる神の名前とかを出されても、こっちとしては分かりにくい。
「
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