最初からクライマックス!
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るだろうが、それならカルーアの呼び名のほうがいいわ!」
緑:「じゃあリーダーからご発声を賜ります。」
青:「それでは・・・。みんな、3年間という長い間、つらい戦いによく耐えてくれた。」
赤:「急にいいムードにすんなって。」
黄:「茶化すのはやめましょうよ、カルーアミルクさん。」
赤:「お前まで言うか!」
青:「この3年間、一番の思い出というとやっぱり、・・・あれかな。」
赤:「どれなんだよ!」
緑:「わかった。あれでしょ!」
赤:「何で、お前がわかるんだよ!」
青:「やっぱあれだな、女に部屋をたたき出された20分後には、次の女の部屋に住み始めることができたという奇跡かな。」
赤:「そんなクズな出来事が、3年間で一番の思い出になるのか! みんなの戦いの記憶は?」
緑:「俺の思い出か・・・。ロト6で当たったんだけど、なぜかその数字をみんなが書いていて、配当が異常に低かったことかな。」
黄:「たまにありますよね。」
赤:「お前も戦いの記憶について語れよ! もういい。突入するぞ!」
謎の男:「ちょっと待った!」
4人:「誰?」
謎の男:「遅くなってスマン。俺が黄緑なんだ。」
緑:「女じゃないんだ! 見た目、ただのおっさんじゃん! でも、何で変身しないで素の状態なの?」
謎の男:「変身するためのベルトが支給されていないんだ。」
青:「じゃあ何しに来たんだ?」
謎の男:「今日あたりが最終決戦じゃないかと思ってな。ここを逃したら世間に顔を売ることができなくなると思って。」
緑:「うわぁ。超打算的!」
青:「とりあえずお前、帰れ。変身できないんじゃ危ないから。」
謎の男:「嫌だ。絶対に帰らんぞ。」
緑:「じゃあ力ずくで。元々、色がカブッてるから嫌だったんだよね。」
謎の男:「イタイイタイ! 腕が折れるって。」
黄:「本当に大ケガする前に、帰ったほうがいいですよ。この人たち、基本的に冗談が通じないし・・・。」
赤:「そもそも3年間、何をしてたんだ? 戦いにも参加せずに。」
謎の男:「バンドで世に出ようとしてたんだ。」
緑:「うわ・・・。予想通り。こいつもクズの一人だ。」
黄:「楽器は何を?」
謎の男:「サイドギターだ。」
黄:「リードギターじゃないんですね?」
青:「地味なほうのギタリスト。」
赤:「どんなジャンルを?」
謎の男:「パンクだ。」
緑:「この夏場に皮ジャンを着てる時点でそんな感じだけど。」
黄:「パンクと言ってもいろいろとジャンル分けがされていますが、どの系統でしょうか?」
謎の男:「馬鹿なことを言うな! パンクって言ったらピストルズだろ。」
黄:「一番シンプルなスリーコードのやつですか。」
謎の男:「その通り!」
緑:「そんで結局、バンドはどうなったの?」
謎の男:「
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