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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第四十四話 上村大尉!演歌の花道!!その十
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「そこから西大寺駅に来る」
「そこで落ち合うことになっている」
「そのうえで二人で橿原神宮に向かってくれ」
「是非な」
「そうさせて頂きます」 
 瞬は二人にこのことも教えられて確かな声で応えてだった。
 そのうえでリニアモーターカーに乗った、そしてその西大寺駅に着くと。
 海軍衆将校の軍服を着た長身の青年が瞬の前に来てだ、敬礼をして言った。
「大将、只今参りました」
「はい、上村大尉ですね」
「左様です」
 引き締まった細面で端正な顔だ、その顔での言葉だ。
「先程まで西大寺で修行をしていました」
「そうですか、では」
「これより橿原神宮に参り」
「そしてですね」
「ジャスティスカイザーを倒しましょう」
「今度こそ」
 こう話してだ、そのうえで。
 二人は八条鉄道のリニアモーターカーで橿原まで来た、その橿原神宮に来ると。
 ジャスティスカイザーの二人がいてだ、それぞれのスーツの上に三波春夫さんが着る様な見事な着流しを羽織ってマイクを持っていた。
 そのうえで歌う用意をしている、だが。
 その二人にだ、子供達が指差しつつ言うのだった。
「ばーーかばーーか」
「あーーほあーーほ」
「今度こそ負けちまえ」
「日帝衆の人達にやっつけられろ」
 こう言いつつだ、二人に負けろ負けろとも連呼していた。二人はその子供達に中指を立てつつ言うのだった。
「けっ、また奈良のガキかよ」
「東大寺の時も散々言ってくれたなこいつ等」
「見たらその時のガキも混ざってるな」
「奈良のガキってのは可愛くねえな」
「古い柿の葉寿司食って食あたりして下痢になってろ」
「それは鹿にちょっかいかけて頭突きされろ」
 作者が実際に受けた仕打ちである、鹿をからかって。
「考えてみればこの作品のガキどいつもこんなのばっかだな」
「可愛くない奴ばっかだな」
「主役を敬う気持ちなんかなくてな」
「しょっちゅう石投げたり悪口言ってくるな」
「俺達を慕う子供いねえのかよ」
「十年後は絶世の美女になる美少女とかな」
「そんなのいるか、ハゲ」
 スポーツ刈りの男の子が二人に言った。
「御前等みたいな屑にそんな人いてたまるか」
「うるせえガキ、御前の父ちゃんの浮気写真偽造すっぞ」
「それで御前の家の周りにばら撒くぞ」
「浮気相手はガチムキの髭のおっさんにしてな」
「ホモ疑惑まで拡散してやるぞ」
「そんなの誰が信じるんだよ、やっぱり御前等馬鹿だろ」
 スポーツ刈りの男の子はまた二人に言った。
「それも最悪の」
「くそっ、口の減らないガキだな」
「その口に唐辛子ぶち込むぞ」
「っていうか相手まだ来てないのかよ」
「じゃあ俺達の不戦勝か」
「よし、帰って北斗の拳いちご味観るか」
「いるわよ」
 ここでだ、いつもの
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