暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
108話:約束と理想
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っていける力。ここまで頑張ってきた皆は、それがしっかり身についてる。
夢見て憧れて、必死に積み重ねてきた時間。どんなに辛くても止めなかった努力の時間は…絶対に自分を裏切らない…!
それだけ、忘れないで」
「キツイ状況をビシッとこなしてみせてこそのストライカー≠セからな」
「「「「はいッ!」」」」
第一グループ、地上にて戦闘機人やガジェットと戦う4人が降下する前。
なのはとヴィータの言葉で、ビシッと背筋を伸ばす4人。気合を入れるには、十分な言葉だった。
「それから…実は士くんからメッセージを預かっててね」
「「「「え…?」」」」
これにて出動、と思っていたのだが、なのはの言葉に驚かされた。
なのはの隣にいたヴィータも驚いた表情で彼女を見上げている。どうやら知らなかったようだ。
「この間の襲撃事件の前、自分がいられなくなったときに、フォワードメンバーに伝えてくれ、てね」
まぁ本当にこんなことになるなんて、私も思ってなかったけど。と付け加えるなのは。
当然だ、あんなに強い人が大怪我をして出動できない、だなんて誰が想像できるだろうか。
それじゃあ言うね、と前置きをしてから、少し大袈裟に深呼吸をして…
「『お前達の、守りたいものはなんだ!?』」
「「「「ッッ!?」」」」
瞬間、空気が変わった。
「『お前達の目指したい目標は、夢はなんだ!?』」
ビリビリと、振動するかのような空気。おそらく、なのはが聞いた彼の言葉には、これぐらいの熱≠ェあったのだろう。
「『大切にしたいものは、大切な居場所は、あるか!?』」
それが十分伝わるように、彼女は声を発している。
フォワード4人には、十分伝わっている。
「『それぞれに、それぞれ違うものがあることだと思う。大切なものを守る為、想いを貫き通す為。必要な力≠ニ技≠、俺達から学んだ筈だ。
忘れるな、その力は…学ぶために費やした時間を。そうすれば、きっとお前達は戦い抜ける筈だ』
……と、ここら辺はさっき私が言ったのと同じかな」
そして最後に……
「『必ず生きて、帰って来いッ!』」
今までの言葉の中で、一番強く…熱≠フある言葉。
その言葉を胸の奥へ刻み込み、再び自身を律し奮い立たせる。
「…ということで、士くんの言葉は終わり。どう、だったかな?」
「「「「………」」」」
「まぁ、色々思うところがあると思う」
4人共、彼が何かしらで関わってきた子達だ。彼の言葉に、何も思わない筈ない。
だからこそ、彼もそれなりの言葉を残したのだろう。
「それじゃあ、色んな事言ったけど―――フォ
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