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シークレットゲーム 〜Not Realistic〜
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黒く染まっている死体を目の当たりにもしていた。直視する事は出来なかったが、首輪が殺傷能力を持つ事を目の当たりにしていた筈だった。つまりは、初音があの死体の山のひとつになろうとしていたことも、理解できたのだ。
「そ、それは……、わ、わたし……」
まり子は、震えていた。
「悠奈さん……日影さん……」
「2人とも、少し言い過ぎなんじゃないのか?」
大祐は兎も角、まり子に非があるとは思えなかった修平も琴美に続いて口を挟む。だが、悠奈から帰って来たのは呆れた様な嘆息だった。
「はぁ……、ったく、修平まで何をそんな甘い事、言ってるのよ」
「皆あの死体を見たんだろう……。これがどう言うゲームか理解したと思ったがな」
その言葉で場が更に一段階静まり返る。
初音自身も、涙目になってしまっていた。安易に首輪を触る事を許した自分に恐怖したようだった。
「……そう、あの説明会でもあったでしょう? 私達が彼らの仲間入りになってもおかしくないゲームなのよ。それに、これから何が起こるかもわからない。私達は、協力してクリアを目指すって決めたんでしょう? だったら、誰かが危険に晒されているときは助けなきゃ。そうじゃなきゃ、私達が何の為にこうしてチームを組んだのかわからないじゃない」
その悠奈の言葉を後ろで腕を組んでいた刀真は静かに頷いた。
これ以上は、口を挟むのは野暮だと思ったからだ。悠奈が見つめるのは修平。
この場を〆直すのに期待するのは修平だった。それを受けた修平は、クリア条件が、何かのきっかけで変わってしまう可能性があることを思い出した。遠巻きに悠奈はその危険性を訴えていたようにも見えるからだ。
「……そうだな。確かに2人の、悠奈の言うとおりだ」
「うん。私もその考えに賛同します」
2人は問題なく頷いた。問題は残りの3人。
「そう。それで? 大祐やまり子は反論ある?」
「……別に無いわ」
「ああ、わかったよ。初音ちゃん、さっきは変なことをして悪かったな?」
「そ、そんな、さっきのは初音も悪かったのです。初音も考えが足りなかったのです」
互いに謝罪し合っているのは良い事だが、大祐のそれはあてにならない。
初音を殺しかけたといっても過言じゃないのに――……そう 態度が軽すぎるのだ。
「初音。大祐を甘やかすと、後で痛い目を見る事になるかもしれないわよ?」
「おいおい、だからもうさっきみたいな事、しねーっつーの。」
「そうね……。そうしてくれると助かるわ。さてと……、それじゃあそろそろお腹も空いた事だし、皆で手分けしてキューブ探しを始めよっか?」
悠奈がそう音頭を取ると、皆が頷いた。
刀真は思う。
――多少は強引ではあるが、この大人数を
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