魔導士vs.ドラゴン
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ーターネブラ》!!」
初めての連携とは思えないほどに息がピッタリとあった2人。彼らの水は合わさりながらアトラスフレイムに向かって伸びていく。
ドゴォン
アトラスフレイムの体を直撃したシリルとジュビアの水。2人は手応えを感じているようで、煙に包まれたドラゴンが見えてくるのを待っていた。しかし、
「ぬぅぅぅ・・・少しはやるようだな」
アトラスフレイムはほとんどダメージを受けた様子もなく、平然としていた。
「効いてないの!?」
「そんな・・・ジュビアたちの魔力は、完全に回復しているはずなのに・・・」
相性では間違いなくシリルとジュビアの方が有利なはず。それなのに、アトラスフレイムはそこまで大きなダメージを受けているようには見えない。
「我は炎のドラゴン、アトラスフレイム。如何なるものも焼き尽くす。ドラゴンの炎を浴びるが良い!!」
アトラスフレイムはそう言うと大きく息を吸い込んでいく。先ほどシリルが魔法を放った時と同じように。
「術式魔法!!攻撃を無力化する!!」
それを見たフリードはすかさず前へと出て術式を展開し、相手の攻撃を凌ごうとする。
アトラスフレイムはそれを見ても全く動じることなく、ブレスを吐き出す。その豪炎は、絶対に破られることのないはずの術式を打ち破ってしまった。
「「「「「あああああああ!!」」」」」
避ける暇もなく炎に飲み込まれていく妖精の尻尾の魔導士たち。
「フリードの術式魔法があんなにあっさり・・・」
「なんつー攻撃力だよ!!」
ビッグスロー、グレイがアトラスフレイムのブレスを受けての感想を口々に述べる。
「皆怯むな、体制を立て直せ!!」
「みんな、無事か?」
「なんだよあれ!?アクノロギアと変わらねぇじゃねぇか!!」
「あれよりはマシだ」
「まだなんとかできるような気がしますよ」
一先ず全員無事なようで、それぞれが近くにいる仲間たちの姿を確認している。
「やはりそう簡単に倒せる相手では無さそうですね」
「ですが、まだまだこちらにも奥の手がありますわい」
アスカを守るために一番後方に待機していたメイビスとマカロフがそう言う。すると、マカロフは何か策があるのか、ゆっくりと前へと歩いていく。
「我が炎を浴びても生きているとは・・・魔導士か?」
「その通り!!」
「マスター!!」
自身の攻撃を受けたにも関わらず、誰一人として倒されたものがいないのを見て驚くアトラスフレイムに、ドスを聞かせた声でマカロフが答える。彼は先頭に出ると、自身の魔力を高めていく。
「そうか、この手があった!!デカブツにはデカブツか」
「サイズが同じになれば対抗できるってか!!」
「すげぇ!!俺久しぶりに
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