第一話〜訪れた世界〜
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いや……なんでもない。それでこちらの質問は?」
ウーノ「ええ。私から答えられる限りはお答えします。」
ライ「わかった。……えーと」
そこで目の前の女性の名前を知らないことに気付く。彼女も察したのか自己紹介を始めた。
ウーノ「ウーノといいます。そのまま御呼びください。」
ライ「はぁっ、ではウーノさんと。僕は…ライ・ランペルージ。」
ここでは、本当の名前を名乗らずに親友の使っていた偽名のファミリーネームを使った。
ウーノ「ではライ。なぜあなたはあの場で倒れていたのですか?」
ライ「わからない。気づいたらあの場にいたとしか…」
ウーノ「ならあの場にいる前にはどこにいたのか覚えていますか?」
ライ「はい。エリア11……日本の神根島にいた。」
ウーノ「?」
ウーノが首を傾げ、不可解なものを見るような視線を向けてきたので、ライも首を傾げた。
ライ「あの……?」
ウーノ「すいませんがエリア11というものもカミネジマという地名にも聞き覚えがありません。」
ライ「!……。ここの国はなんという名前だ?」
ここでライは強い違和感を覚えた。神根島の名前を知らないのはわかる。しかし、エリア11の名前に聞き覚えがないのはおかしいと感じたのだ。そこで、まずは自分の現在地を把握するために質問した。
ウーノ「国というよりもこの世界の名称になりますが、ミッドチルダです。」
ライ「……聞いたことがない」
(『国』ではなく、『世界』だと?…この認識の誤差はなんだ?)
ウーノ「……少し混乱しているようなのでこの世界のことを少し説明しましょうか?」
ライ「…頼みます。」
ウーノ説明中
ウーノ「大まかにではありますがこの世界の説明は以上です。」
ライ「……」
この時、ライが自分の置かれた状況に唖然としているのかとウーノは思っていたが、当の本人は…
ライ(魔法、多次元世界…なんかファンタジーの世界だな。いやギアスのことを考えれば僕は何かを言える立場じゃないな…)
自分も割と非常識な存在であることを思い出し逆に落ち着いていた。
ウーノ「つまりあなたは次元漂流者、簡単に言えば違う世界に迷い込んできたことになります。では次にライ、あなたの世界の説明をして頂いてもよろしいですか?」
ライ「ああ。」
ライ説明中
ウーノ「ブリタニア、皇歴、ナンバーズ、ナイトメアフレーム。あなたの世界はこちらの世界とは全く違う技術、文化が発達しているのですね。」
ライ「僕もそう思う。」
(ギアスのことは危険なことだから話さなかったが、むしろ話していたら信じられていなかったかもしれないな。)
この時ライは、まだ自分が
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