第一話〜訪れた世界〜
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りを見回した。
ライ(見たことがない部屋?…いや雰囲気が神根島の神殿と似ている。ならここは神根島の神殿内か?いやそれよりも、どうして僕は生きている!?僕はゼロレクイエムで…)
自分の記憶と現状を把握するために思考に浸りかけた瞬間、その音は聞こえた。
‥‥‥ィィィィィン
ライ「!‥何かくる?」
(どうする?現状が判らない上この音は明らかに人の出す音じゃない。もしKMFならその場で射殺される可能性がある‥けれど何もできない状態なら相手も警戒を緩めるか?)
ゼロレクイエムによって、彼は世界の憎しみを背負った。そのため彼を殺したいと考える人々は多くいたのだ。そのため、ゼロレクイエムが完遂されるまで、多くの暗殺者が動いていた。しかし、ライはルルーシュと同等かもしくはそれ以上の知略、そしてスザク以上の実戦経験と身体能力を併せ持っていたため、暗殺は起きる前に鎮圧されるか、もしくは返り討ちにされるかのどちらかであった。
今のライは自然と自己防衛の方に意識が向いていたために、生き残る方法を考えていた。しかし……
ライ「!!!!!!!!??????? いっーーー‥‥」
(これって‥ギア‥スの‥‥)
突然、頭に刃物でも入れられたような痛みに、理性ではなく本能が意識を手放そうとする。しかし最後の意識が足を動かし通路の方に体を運ぼうとしていた。そして倒れた勢いで上半身だけが通路に出る。意識が途切れる最後に見たのは楕円形の浮かんだ機械と長い髪をした女性。機械も女性も背中から光を浴びていてシルエットしか見えなかった。
聖王のゆりかご内部
ドクター「それで例の発信源の区画にいくと彼が倒れていた、と?」
女性からの報告を、ライの身体データを取りながら確認していく男性。
ウーノ「正確には倒れこんできた、ですが。彼は聖王の関係者なのでしょうか?」
ドクター「いや血液を調べたが血縁者ではなかったよ。………」
データの確認作業の途中に突然男性の動きが止まり、徐々に口元がゆがみ始めた。
ウーノ「ドクター?」
ドクター「くっくっ……ハッハッハッハッハ!!!
イイッ実にイイッ!ウーノ、君はとてもイイ物を見つけてくれた!!」
ウーノ「?彼になにかあるのですか?」
ドクター「これを見給え。」
そう言うと調べていたデータが空中ディスプレイに映し出された。
ウーノ「?………これは。」
ドクター「そう彼は体をだれかに改造されている。しかも私が知りえるどの技術にも該当しない方法で!いやその言い方は適切ではないな。私と違うアプローチの仕方で体を改造している。私が機械を体に移植して作ろうとしている戦闘機人が機械によって人の限界を突破しようとしているのだとすれ
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