新たな・・・
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「わっ!とと」
「ほら、次は綾人の番だぞ。あ〜疲れた。会長、帰って良いですか?」
と許可を貰おうとそちらを向くと俺の手を取ってきた。その驚きと手の火傷のせいで少し顔を顰めてしまい、痛がったと勘違いしたのか手当てを受けろと強引に座らされてしまった。
「まったく、一次はどうなる事かと・・」
と珍しく心配する姿を見て、俺は前世でもそうゆう顔をして心配してくれた人と重なってしまいズキンと胸が締め付けられた。
「・・・聞いてるんですか泰人さん?」
「あ、あ〜ゴメンゴメン。けど大してけが人はでなかったしセーフセーフ」
「どこがですか!貴方がそのけが人の中に入って無いんじゃないんですか?」
「あらら、手厳しい」
「・・とりあえず応急手当はしておきましたので後でしっかり治療を受けておいてくださいね」
「・・・なら帰っても良いですか」
と、恐る恐る聞くとにっこりと笑いかけてきてくれたのでどうやら許してくれ・・・
「まっったく反省してないですね。ダメに決まっているでしょう?」
「分かった分かった。治療受けにい「そうやって納得させようとしても無駄ですよ」・・・悪かったよ」
観念したように降参の意を示すと、やっと怒気を収めてくれたので顔を上げる。
「これが終わったら・・・ってアレは」
顔を上げたときにたまたま開きっぱなしの武器一覧が見えたのでその詳細を見る。
「・・・クローディア、あの武器」
「はい?あら泰人さん興味持ってくれたんですか?」
「・・少しな。綾人が終わったら受けてみてもいいか?」
「まったく、あんまり無茶しないで下さいね。とちょうど終わったみたいですね」
と計測を終えた綾人が戻ってくる。
「お疲れ様。さて行くかね」
「ああ、ありがとう・・って泰人も何か試すの?」
その声を背中で受けつつ
「ちょっくら行ってくる」
と右手首を左右に振りながら検査室に降りる。
「えーっと、あったあった」
端末をタップしながら出てくるのを待つ。
「神楽ね・・・よし」
ブシュッという音を出しながら出てきたのは何と刀だった。
鞘に収められたソレは長く一般的には太刀と呼ばれるもので、鞘に収められたままでも威圧感を放っている。
そうして刀を抜こうと柄を握った瞬間上からアナウンスが入ったので大人しく聞く。
「・・・泰人さん!そのオーガルクスは少し特殊でして。落星雨の時に刀と融合してしまい鞘から抜いた瞬間起動します!しかもとても重いので落として足を刺さないように」
「了解。だけど鞘を抜かなきゃ重くならないんだな。ま、そっちの方が楽でいいけどな・・・!」
ゆっくり鞘から抜こうとするが何
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